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2024年6月13日【イベント】

BASF、技能五輪国際大会で若手技術者を支援

坂上 賢治

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独・BASFのコーティングス事業本部は6月13日( 独・ルートヴィッヒスハーフェン発 )、技能五輪国際大会の主催団体「WorldSkills International( WorldSkills / ワールドスキルズ・インターナショナル、本部:オランダ )」と、競技職種のひとつ〝車体塗装部門〟の独占スポンサーとして複数年に亘るパートナーシップ契約を締結した。

 

これを前提にBASFは、来たる9月10日から15日まで、仏・リヨンで開催される第47回技能五輪国際大会( リヨン大会 )で、各国の予選を勝ち抜いた24カ国の代表選手が出場する塗装競技に於いて、自社の自動車補修用塗料〝Glasurit(グラスリット)〟を提供する。なお同リヨン大会では、世界65カ国以上から1,500人以上の技能者が62の競技職種へ参加する予定だ。

 

そんな技能五輪国際大会へのスポンサードについてBASFコーティングス事業本部でグローバルオートモーティブリフィニッシュ部門のシニアバイスプレジデントを務めるクリス・ティトマーシュ氏は、「当社は、技能五輪国際大会の理念である『技あり、道あり!』を心から支持しており、それゆえ再び同大会を支援できることを大変光栄に思います。

 

新たな世界最高峰の舞台で私たちは、次世代を担う自動車補修塗装の技術者達を鼓舞し、この職種でキャリアを築くための経験と、更なる技術向上に取り組むべくモチベーションを高める最高の機会を提供したい。

 

だからこそ技能五輪国際大会では、我々が持つ最先端製品を当該競技へ提供します。なぜなら若い技術者達に、作業時間、塗料の使用量、持続可能性などで高水準の製品を取り扱う経験をして貰うことで、技術競技の水準が更に高まることに期待を賭けているからです」と述べた。

 

また併せて同社は、自動車補修デジタルプラットフォーム〝Glasuritリフィニティ®〟を活用した塗装プロセス手法や、調色などを試す機会も提供する。

 

そんな同社の取り組みに関して第8回欧州技能選手権大会の優勝者で、今回はリヨン大会のアンバサダーを務めるバスティアン・ヴァイエ氏は、「私は今大会で、若い技能者達の指導を担当しています。その成長過程で若い技術者達が、Glasurit 100 Lineの可能性を探求できることは、彼らのインスピレーションを刺激し、その結果、競技の壇上では期待を上回る成績に繫がるのではないかと期待に胸を膨らませています」と語った。

 

更にWorldSkillsの最高経営責任者( CEO )のデビッド・ホーイ氏は、「今日に於いてサステナビリティ性は、競技種目を問わない永遠のテーマとなっており、全ての自動車塗装に関わる技術者にとっても、それは変わるものではありません。

 

そうしたなかでBASFは、リヨン大会で持続可能な高性能ソリューションを提供してくれるだけでなく、そうした製品を使いこなすための格好の舞台を用意してくれました。我々はその取り組みに心から感謝しています」と結んでいる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。