BASFジャパンは12月8日の中国に於いて、独BASFが当地初となるバイオマスバランス自動車用塗料を生産・発売したと日本時間の12月22日に公表した。
発売したのは自動車用OEM塗料で、ベースコートのカラーブライト・エアスペースブルーリソース ( ColorBrite Airspace Blue ReSource )。同製品はREDcert2( バイオマス )認証を受けた環境製品となる。
BASFのバイオマスバランス認証を受けた自動車用OEM塗料が、アジア地域で導入されるのは今年5月に欧州に於いて同製品が正式発売されて以来であり、アジアでの発売は文字通り今回が初となった。
このベースコート製品は、塗料製品のカーボンフットプリント( PCF )を約20パーセント削減するもので、その削減数値は、第三者である外部のサステナビリティ・コンサルタントによる審査を受けたもの。
また併せてBASFは、中国・上海市の閔行( ミンハン )と漕涇( カオジン )の塗料製造拠点と、同じく漕涇の樹脂工場がバイオマスバランス認証を取得した事も発表した。
この結果、BASFは中国の顧客へ対して、再生可能原料由来の自動車用塗料ソリューションを一手に提供出来るようになった。
BASFの自動車OEMコーティングス事業部でアジア太平洋地域のバイス・プレジデントを務めるジャック・ゾウ氏は「化石由来の原料を再生可能な原料に置き換える取り組みは、顧客の二酸化炭素排出量削減を支援していくいう当社の目的に適うものです。
また中国での認証取得は、サステナビリティとイノベーションを推し進めて業界のリーダーであり続ける当社の立ち位置を確実なものとします。
私たちは中国で多くのOEMと協力し、カーボンニュートラルを目指す作業の未来に貢献できる事を誇らしく思います」と話している。