自動車業界を中心に技術提供、エンジニアリング支援事業を展開するAZAPA(アザパ)エンジニアリングは、11月22日、国土交通省が所管する“スマートアイランド推進実証調査”の一環として、今月18日と19日の2日間、愛知県西尾市の佐久島内で、開発を進める小型低速自動運転モビリティ「パワースクーター(シニアカー)」の自動運転実証実験を実施したと発表した。
実証実験では、西尾市長や島民らが、パワースクーターで公道を試乗。指定コースに7m間隔で置かれたカラーコーンのマーカーをカメラで読み取りながら自動走行するパワースクーターの自動運転機能の性能を体感した。
AZAPAエンジニアリングは、将来的にはマーカーや標識に塗料を混ぜるなど、景観にも配慮した改善も検討していきたいとしている。
なお、次回の実証調査では、動力を再生可能エネルギー(太陽光)で賄う実証実験を予定。
AZAPAエンジニアリングは、今後も免許返納後の高齢者や交通弱者の移動手段確保を目的に、自動運転機能搭載パワースクーターの普及のための取り組みを進めていくとしている。
■AZAPAエンジニアリング:https://www.azapa-eng.co.jp/