首都高速道路は4月11日、ETCカードによる新たな決済サービスである「ETCGO (イーティーシー・ゴー/※1)」の運用を、同日より神奈川県三浦市のウインドサーフィンW杯記念駐車場 にて開始すると発表した。なお、同システムの運用は、埼玉県の三郷流山橋有料道路の通行料金決済で導入されたものに続いて2例目になると云う。
ETCGOは、ネットワーク型ETC技術(※2)を活用することで、ETCカードの情報等を元に、駐車場料金のスムーズな支払いを可能にするもの。入場時に決済方法を選択する必要はあるが、出場時には、料金精算の手間を省き支払いが自動的に行われるため、駐車場をキャッシュレスでスマートに利用できるようになると云う。
<ETCGO運用開始の概要>
– 開始日:2024(令和6)年4月18日(木)10:00から
– 場所:ウインドサーフィンW杯記念駐車場(三浦市南下浦町上宮田字芝原1096番12外)
– 対象カード:三井住友トラストクラブ発行のダイナースクラブETCカード(ダイナースクラブ コーポレートカード会員を含む)
*現在イオンETC専用カードは有料道路のみ利用可能。近日中に駐車場でも利用できるよう調整中(使用可能なカードは順次拡大予定)。
※1:首都高速道路、アマノ、日立製作所、首都高ETCメンテナンスが共同で事業化したネットワーク型ETC技術を活用した決済サービス。高速道路で利用されている従来型のETCに比べて、車両の一旦停止が必要なものの導入コスト等の低廉化が図られた新たなシステム。
※2:ETCカード決済の安全性を確保するため遠隔地に設置したセキュリティ機能を有した情報処理機器と駐車場等に於ける複数の路側機を通信ネットワークで接続して、路側機で取得した情報を集約させて一括処理する技術。