オートバックスセブンは8月26日、令和3年(2021年)8月大雨災害により、被災地で車を失った人に無償で貸し出しを行うため、車両5台の寄贈と車両運搬、車両の整備などの支援を行うと発表した。
これは、同社が参画している、「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」の一環として、一般社団法人日本カーシェアリング協会(代表:吉澤武彦)と協働で行うもの。
「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」とは、日本カーシェアリング協会を事務局とした、企業・自治体との災害支援ネットワーク。アライアンスに参画する企業や団体が連携して、災害発生時に被災地へ迅速に車を届けることで、被災した人の生活復旧を支援することを目的としている。「モビリティ・レジリエンス」は、車が被災して困った状況を回復させる力という意味を表している。
車が生活の足となっている地域において、車が被災してしまうと、日用品を買いに行くことができなくなったり、家屋のがれきを片付けるにも運べないなど、不便な状態が続き、生活再建の一歩を踏み出すこともままならない。
同社では、被災地の人々が一日でも早く日常の生活を取り戻せるよう、これまでも一般社団法人日本カーシェアリング協会と協働で被災地での車の無償貸し出しを支援してきた。今回の令和3年8月大雨災害においても、以下の通り支援を行うとしている。
1.佐賀県武雄市での支援車両について
支援内容:軽自動車5台の寄贈およびその車両を千葉県野田市から佐賀県武雄市までの運搬。また、対象車両の整備支援を実施。
寄贈先:一般社団法人日本カーシェアリング協会
引渡場所:同協会九州支部(武雄市東川登町永野6766-1小山路窯内)
引渡予定日:2021年8月30日(月)
2.福岡県久留米市での支援車両について
支援内容:8台の車両を熊本県人吉市から福岡県久留米市までの運搬。また、対象車両の整備支援タイヤの寄贈などを実施。
寄託先:一般社団法人日本カーシェアリング協会
引渡場所:久留米市総合福祉センター内(久留米市長門石1-1-34)
引渡完了日:2021年8月26日(木)