アウディ ジャパンは、2024年度のスーパー耐久、GT World Challenge Asiaに参戦するAudi Sport customer racing 3チーム3台へのサポート体制を発表した。このアウディのレーシングモデルで参戦するチームを年間のレースウィークを通じて部品供給のサポートを行う。
参戦に係るサポート体制は以下の通り
アウディ ジャパン、Audi Sport customer racing 2024体制
今年度アウディ ジャパンは、Audi Sport customer racingプログラムにより、スーパー耐久シリーズST-ZクラスにAudi R8 LMS GT4で参戦する1チーム1台、ST-TCRクラスにAudi RS 3 LMSで参戦する1チーム1台、GT World Challenge Asiaシリーズに Audi R8 LMS GT3 Evo2で参戦する1チーム1台の合計3チーム3台のカスタマーチームをサポートする。
スーパー耐久(ST-Z:GT4、ST-TCR:TCR)
ST-Zクラスは、GT3とTCRのあいだを埋めるGT4マシンによって争われれる。なおアウディジャパンによるとAudi R8 LMS GT4は、市販モデルAudi R8 Coupéと60%以上の構成部品を共有しており、安全性、耐久性、整備性が高く、コストパフォーマンスに優れているという。
また今シーズンの ST-Zクラスには、スーパー耐久での経験も豊富で好成績を収めてきたTechno Firstが昨年に引き続き、TECHNO FIRST Audi R8 LMS GT4で参戦し、それをサポートする。
ST-TCRクラスは、FIA国際モータースポーツ競技規則及びWSC 世界スポーツコンサルティングよりBOPが発行されているTCR規格車両、及びTCR規格に準ずる車両によって行われるレースで、今シーズンの ST-TCRクラスには、Audi Team SHOW APEXが エヴァRT初号機 Audi RS 3 LMSで参戦する。
GT World Challenge Asia(GT3)
GT World Challenge Asiaシリーズは、FIA国際モータースポーツ競技規則及びその付則に準拠した日本自動車連盟(JAF)の国内競技規則及びその付則に従って行われる。2024年は海外を含め7会場14戦、国内では4会場8戦が予定されており、Audi R8 LMS GT3 Evo2で参戦するのは、昨年Amクラスを制したThe Spirit of FFF Racingとなる。
アウディ ジャパンは 2016年以来の通り、Audi Sport customer racingパーツトレーラーを全国のサーキットに配備して、レースに参戦するカスタマーチームをサポートする。
その体制は、専用のトレーラーにボディ、トランスミッション、エンジン等、レース車検に適合した約3,600アイテム、約16,000点の部品を積載し、いかなるレース展開にも対応できるように体制を整え、スーパー耐久、およびGT World Challenge Asiaに参戦するチームと共にサーキットを転戦する構えだ。
また、Audi Sportプログラムの一環として、High Performance Driver Trainingや新世代EV Audi e-tronのドライバビリティを体験するためのAudi e-tron tour experienceなどのプログラムを継続実施していく。
Audi Sport customer racing team 2024 参戦体制(4月9日現在:敬称略)
スーパー耐久(ST-Z:GT4)
#34 / TECHNO FIRST / TECHNO FIRST Audi R8 LMS GT4
A:加納 政樹、B:大草 りき、C:安田 裕信、D:平安山 良馬
スーパー耐久(ST-TCR:TCR)
#430 / Audi Team SHOW APEX / エヴァRT初号機 Audi RS 3 LMS
A:藤原 能成、B:霜野 誠友、C:加賀美 綾佑、D:西村 元希、E:田ヶ原 章蔵、F:木村 貴洋
GT World Challenge Asia(GT3)
#19 / The Spirit of FFF Racing / Audi R8 LMS GT3 Evo2
濱口 弘 / 大蔵 峰樹