アウディの100%子会社でスポーツカーブランドのアウディスポーツ(Audi Sport)を展開するアウディスポーツ社は、5月1日付でマネージングダイレクターに、オリバー=ホフマン氏とユリウス=シーバッハ氏が就任することを発表した。
現在のマネージングディレクターのミハエル-ユリウス=レンツ氏は、年齢規定に従って退職する。
アウディのスポーツテクノロジー技術部門の統括責任者を務めているオリバー=ホフマン氏は、昨年6月から取締役として経営に参加。5月1日からは、アウディのネッカーズルムで、技術開発部門も統括する。また、ユリウス=シーバッハ氏は、販売部門の担当取締役となる。
シーバッハ氏は、2015年からアウディに在籍し、当初、技術開発部門の戦略及びパワートレイン制御を統括。2017年にはアウディスポーツ社でのモデルシリーズ導入に携わり、以来Audi RS 4 / RS 5及び Audi RS 6 / RS 7 Sportbackを担当。またポルシェで、パナメーラ(Panamera)シリーズとパワートレイン開発に関連する数多くのプロジェクトにも携わってきた。
オリバー=ホフマン氏は、アウディグループで、ネッカーズルムの技術開発部門の統括責任者と、アウディスポーツ社のマネージングディレクターの2つの役職を兼任する。
今回、退職する元マネージングディレクターのミハエル-ユリウス=レンツ氏は、過去25年間、アウディAGにおいて、ヨーロッパ全体のセールス及びセントラルマーケティングや、アウディセールスディビジョンチャイナ社長、そして2018年初頭には、アウディスポーツ社のマネージングディレクターに就任するなど、様々な役職を歴任してきた。