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2018年4月19日【経済・社会】

JAF、GW期間の高速道路でのタイヤトラブルで注意喚起

NEXT MOBILITY編集部

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JAF(日本自動車連盟)は、ゴールデンウィーク期間に救援依頼が急増することから、ドライバーへ注意を呼びかけている。

JAF・ロゴ

[高速道路では「タイヤのパンク」と「燃料切れ」の救援が4割]

 

昨年のゴールデンウィーク(2017年4月29日~5月7日)にJAFが行ったロードサービスは、全国で6万1675件、1日平均6852件。これは約12.6秒に1件の割合になると云う。

 

この期間、特に利用が多い高速道路でのトラブルは、「タイヤのパンク」が最も多く905件(高速道路全体の約29%)、次いで「燃料切れ」の378件(高速道路全体の約12%)だった。

 

 

■JAF救援データ 2017年度、シーズン別:http://www.jaf.or.jp/rservice/data/2017/season/

 

 

[トラブルで停車したら、まず安全を確保]

 

JAFでは、高速道路上でトラブルがあった際に、まず同乗者を含め全員が車外の安全な場所に避難してから救援連絡をするよう呼びかけている。

 

また、高速道路上や路肩でのタイヤ交換等は、重大な事故に直結する大変危険な行為とし、絶対に行わないように、注意を促がしている。

 

なお、JAFではこの「危険な状態」を体感できるVR動画を公開。高速道路の路肩に立った人の目線で高速道路上がいかに危険かがわかる動画となっているので、ぜひ確認して欲しいとのことだ。

■JAF360度VR動画「高速道路編」

<走行中の車両からの救援待ちの見え方>
https://www.youtube.com/watch?v=olqtpdksNy4

<救援待ちを疑似体験_時間帯の違い>
https://www.youtube.com/watch?v=xOuiub-UolQ

<救援待ちを疑似体験避難場所の違い>
https://www.youtube.com/watch?v=PNyNGf1KmFQ

 

 

[長距離ドライブ前にタイヤの点検を。空気圧不足が原因でタイヤがバーストすることも]

 

また、先に挙げた、ゴールデンウィーク期間中に特に利用が多い高速道路でのトラブルのタイヤのパンク関して、JAFは、外出前の空気圧の点検の大切さを説いている。

 

空気圧が低いとタイヤがたわみやすく、スタンディングウェーブ現象(※)が起こりやすくなる。タイヤがたわむと熱を持ち、内部のベルトとゴムが剥離したり、コードと呼ばれる繊維が損傷し、バーストにつながる。

 

空気圧不足のタイヤで長時間走行すると、法定速度内でもバーストする可能性があるため、長距離運転の前にはタイヤの点検を行い、安全なドライブを心がるよう呼びかけている。

 

■クルマ何でも質問箱「タイヤの空気圧点検と充填方法」

http://qa.jaf.or.jp/check/daily/01.htm

■JAFユーザーテスト「空気圧不足でも起きるタイヤのバースト」
http://movie.jaf.or.jp/details/56.html

 

※スタンディングウェーブ現象
空気圧が低いタイヤで高速走行を続けると、タイヤ接地面より後ろ側が波打つように変形する現象のこと。連続したたわみでタイヤが発熱し、最後にはバーストを起こす。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。