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2024年7月2日【イベント】

英FoS、アストンマーティンのスター選手と最速車両が集結

坂上 賢治

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アストンマーティンは7月1日( 英国・ゲイドン発 )、2024年グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード( 7月11日開幕~14日に閉幕 )に於いて、ValkyrieやValour、Valiant、Victor、Vantageを筆頭とするウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカーの豪華ラインナップを投入。名高いグッドウッド・ヒルクライムを駆け上がる。

 

 

フェスティバル・オブ・スピードは、毎年7月にグッドウッドで開催される英国が誇る夏の風物詩となっている。このイベントは、世界の自動車愛好家にとって見逃すことのできない巡礼の地となっており、過去、現在、そして未来のスポーツカーの姿と、世界最高峰のレーシング・ドライバーが操るエンジンサウンドに酔いしれるために、多くの人が訪れる。

 

今年の祭典の来場者は、アストンマーティンValiantの世界デビューを目の当たりにし、そのスリリングな走りを味わうだろう。

 

 

なおValiantは、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームのドライバーでありF1®で2度のワールドチャンピオンに輝いたフェルナンド・アロンソ選手の個人的な依頼により誕生したモデルが登場する。

 

それは、世界で38台限定の公道走行が可能なクルマでありつつも、トラック走行を強く意識したスペシャル・エディションとなっている。クルマは12日の金曜日に、アロンソ自身がグッドウッドで走らせる予定となっている。

 

 

そんなValiantは、純粋なドライバーズカーづくりに邁進するアストンマーティンの姿勢を体現したものであり、伝説的なル・マン・レースカーであるMuncherにインスパイアされたデザインは、フェスティバル・オブ・スピードで注目を集めることだろう。

 

このValiantに加えて、スーパーカー・パドックとグッドウッド・ヒルクライムには、他にも目を見張るようなアストンマーティンのラインナップ車が揃う。

 

 

その1台としてハイパーカーValkyrieも登場する。2021年にグッドウッドで鮮烈なデビューを果たし、観客を魅了したこのクルマはアストンマーティンが2025年にスポーツカーレースのトップクラスに復帰するために製作された新型ハイパーカーValkyrie AMR-LMHのインスピレーションの源となっている。

 

更にアストンマーティン創業110周年の記念モデルであるValourもこれに加わる。同車は5.2リッター・V12ツインターボエンジンに、ビスポークの6速マニュアル・トランスミッションをを組み合わせた〝ひとつの時代の最後を飾るモデル〟であり、時代を超越したクラシックさを訴求する。

 

 

また当代一台限りのアストンマーティンVictor Top Gearは、かつての1980年代には、誕生し得なかったハイパーカーとして称賛されたクルマだ。

 

同車は、ブランド独自のパーソナライゼーションサービス「Q by Aston Martin」によってカスタマイズされ、V12エンジンとマニュアルギアボックスが搭載されている。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、この唯一無二のクルマがヒルクライムに挑む姿を目にできる貴重なチャンスとなる。

 

 

また次世代のスポーツカーの第1弾で世界初のスーパーツアラーのアストンマーティンDB12も登場する。更にファースト・グランス・パドックには新型DBX707も展示され、印象的な新インテリアデザインが披露される予定だ。

 

 

もちろん数か月前に発表されたばかりの新型アストンマーティンVantageも登場する。Vantageは、モータースポーツパドックでも既に孤高の存在感を示しており、ワンオフモデルであるFIA公式フォーミュラ1®セーフティカーや、2024年モデルのレーシングマシン新型Vantage GT3は、FIA世界耐久選手権をはじめとする世界各地の様々なシリーズ戦に確固たる実績を刻み始めている。

 

 

このような車両ラインナップを持ち込むことに、アストンマーティンでグローバル・チーフブランド&コマーシャルオフィサーを務めるマルコ・マティアッチ氏は、「フェスティバル・オブ・スピードは、スピードを崇拝する人たちにとってシーズンのハイライトです。

 

この素晴らしい年に1度のスピードの祭典に参加できることを誇りに思います。今年は、多彩なアストンマーティンのスポーツカーと新型DBX707をお披露目することもできます。真のスポーツカー愛好家にブランドをアピールする絶好の機会であるこのイベントを、毎年楽しみにしています」と述べている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。