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2023年2月7日【イベント】

アルトゥーラGT4、米デイトナで国際レースデビュー

坂上 賢治

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マクラーレン・アルトゥーラGT4(McLaren Artura GT4)が、デイトナで行われたIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジでデビューした。GT4カーによる4時間レースで予選10番手を獲得し6位フィニッシュを記録。なお720S GT3はデイトナ24時間レースのGTDクラスで表彰台を獲得している。

 

 

今回2台のArtura GT4は、モータースポーツ・イン・アクションとクルーシャル・モータースポーツからエントリー。GT4のレースは、デイトナ24時間のサポートレースとして開催され、北米のIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジの2023年シーズン開幕戦となった。

 

モータースポーツ・イン・アクションのカナダ人ペア、ジェシー・ラザレ選手とアレックス・フィルシンガー選手は、4時間レースの予選を経てカーナンバー69のArtura GT4を10番手グリッドに導いた。出走46台の決勝ではレースの大半でトップ20を走行して21位でフィニッシュした。

 

 

一方、クルーシャル・モータースポーツからは、カーナンバー58のArtura GT4に乗るアメリカ人ドライバーのマイケル・デ・カサーダ選手、ヘンリー・オハラ、オーロラ・ストラウス選手がエントリー。

 

最後のフリー走行で接触があったため、修理したばかりのマシンで30番手グリッドから臨んだが、序盤は他をしのぐペースをキープし、レース後半に追い上げを見せ、8番手に浮上。

 

最後のピットストップを86周目で行い、ライバルがまだピットインを残す中、カーナンバー58のArtura GT4は10番手でコースに復帰。全107周のレースの残り10周を切ってからデ・カサーダが4つ順位を上げ、総合トップと10秒強の差で6位でフィニッシュした。

 

 

目下、モータースポーツシーンほ含めArtura GT4に対する需要が高く、現在マクラーレン・モータースポーツでは、フル回転でカスタマーからのオーダーに応え、世界中の数多くのGT4選手権に出走できるよう準備を進めている。

 

そうしたマシンの多くは、よりパワフルでダウンフォースの大きいArturaトロフィー仕様で、6月に開幕する新選手権、マクラーレン・トロフィーに出走する見込みだ。

 

目下、マクラーレン・オートモーティブ、モータースポーツ責任者イアン・モーガン氏は「デイトナで開催のIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジに於いて、Artura GT4は非常に力強い結果を残す事が出来ました。

 

 

開発チームはカスタマーのために優れたレーシングカーを作り上げようと18カ月にわたって懸命に取り組み、GT4のレギュレーションの性質や競争の厳しさから、勝利は容易ではないと覚悟をしていましたが、開発チームの努力に報いる事が出来ました。

 

この結果は、クルーシャル・モータースポーツとモータースポーツ・イン・アクションの並外れた努力の賜物です。両チームは、Artura GT4 プログラムに素早く対応し従事してくれました。

 

 

またデイトナ24時間レースで、クラス表彰台という驚くべき成績を挙げたインセプション・レーシングへも、お祝いを申し上げます。

 

これは非常に大きな成果であり、720S GT3の5シーズン目は、ますます強さを増すチームで素晴らしいスタートを切りました。新たなマクラーレン・トロフィー選手権も含め、北米に留まらず世界を舞台にした、720S GT3とArtura GT4の今年の活躍がとても楽しみです」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。