セキュリティシステム専門メーカーのアートは、5月9日、駐車場のシェアリングサービス等を手掛けるakippaと共同で、駐車場向けゲート自動開閉システム「シェアゲート」を開発し、2018年5月よりakippaが運営する駐車場への導入を開始した。
「シェアゲート」は、最近急成長している空き駐車場などのシェアリングエコノミー事業において、鍵の受け渡しが困難なゲート式駐車場のゲート開閉を自動で行うためのシステム。
akippaが運営する駐車場予約アプリ「akippa」では、これまで個人宅の空き駐車場や月極駐車場、コインパーキングなど平置きの駐車場を中心にサービスを展開してきたが、ゲート式駐車場では出入口にあるゲートの開閉ができないため導入ができないといった課題があった。
そこで、その課題を解決するため、アートが運営している「ALLIGATE(アリゲイト)」を活用。これは、スマホで扉の鍵などを電気的に開閉管理できるクラウド型のプラットフォームで、これをベースとして新しく「シェアゲート」のすステムを開発した。
これにより、オフィスビルや商業施設などのゲート式駐車場でも「akippa」の導入が可能となり、稼働率の低い時間帯の駐車場貸し出しなどに活用することができるようになっった。
また、Bluetooth機能を利用すれば車内からゲートの開閉が可能となるため、ドライバーの利便性向上も見込まれる。