アラムコ・アジア・ジャパン(以下AAJ)は10月24日、「石油の世界館」のリニューアル記念式典に出席した。
同館は改修工事を終え、同日より一般公開が再開されている。新潟市秋葉区(旧・新津市)にあり、石油産業にスポットを当てた日本で唯一の博物館だ。サウジアラムコ(アラムコ)の「豊かな知識社会の創出」というコーポレートビジョンに基づくCSRプログラムの一環として、AAJは新潟市と連携協定を締結し、同館をひらめき、発見、そして学びの場とすることで来館者がより豊かな体験を得られるよう、支援を行った。
新津は17世紀に日本に石油産業が誕生した地であり、20世紀初頭にその原油産出量が最盛期を迎えた時期には、国内の近代化、工業化に大きく貢献した。リニューアルした同館では、石油産業のさまざまな側面が、ビデオ、写真、パネル展示、原油採掘・精製工程のレプリカなどを用いて展示される。展示物の作業工具の中には、新津油田の長い歴史の中で実際に使用されていた歴史的価値の高いものも含まれている。
式典に出席したAAJ代表取締役社長オマール アル アムーディは、同館の再開に対する祝辞を述べた。新潟市長中原八一氏は、市を代表してアラムコの支援に対する感謝の言葉を述べ、「今回のリニューアルを機に、より多くの方に、秋葉区の魅力の1つである石油文化の歴史に触れていただき、交流人口の増加を図るとともに、ここ新津丘陵の自然豊かな里山環境や石油産業遺産の保全と活用に取り組んでいきたいと考えています」と締めくくる。
式典には、新潟市議会議長佐藤豊美氏を含む複数の市議会議員、そして同館のさまざまな活動に関わる人々が集った。また、同館への支援活動を称え、日本国天皇よりアラムコに授与された紺綬褒章が、式典に併せ、中原市長よりアムーディに伝達された。
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