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2024年12月4日【経済・社会】

アクアライン、来年4月にダイナミックプライシングの内容変更

NEXT MOBILITY編集部

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国土交通省道路局高速道路課と千葉県県土整備部道路計画課、そして東日本高速道路(NEXCO東日本)の3者は12月4日、CA東京湾アクアラインの上り線で、土日・祝日に実施されている〝特定の時間帯の割引料金を変動させるETC時間帯別料金〟(ダイナミックプライシング)について、来年4月から料金を見直すと共に、下り線にも適用する方針を発表した。

 

これにより、上り線(木更津→川崎方面)の引上げ時間帯(13~19時/これまでは20時迄)の通行料金は1,200円から1,600円に、引下げ時間帯(20~翌4時迄)は600円から400円に変更される(4~13時と19~20時迄は800円)。

 

また、下り線(川崎→木更津方面)については、これまで終日800円だったものが、引上げ時間帯(5~7時)は1,000円に、引下げ時間帯(0~4時)は400円となる(4~5時と7~24時は800円)。

 

*土日・祝日のみ。以上は全てETC普通車料金。

 

東京湾アクアラインでは、土日・祝日の特定の時間帯に交通が集中し、激しい混雑が発生していたため、2023(令和5)年7月22日から、上り線の通行料金にダイナミックプライシングを導入する社会実験(来年3月31日まで)が実施されている。

 

今回、12月3日に開催された〝第4回東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会(座長:千葉県県土整備部道路計画課長)〟を踏まえて、2026(令和8)年3月31日まで社会実験を継続の上、来年4月からは社会実験の内容を変更して行うことが決定(※)。土日・祝日の上り線(木更津→川崎方面)では、より料金差をつけた新たな料金体系に、また下り線(川崎→木更津方面)に於いても、新たにダイナミックプライシングが導入されることとなった。

 

※以上の内容は、国交省、千葉県の予算の状況等によって、今後見直される場合がある。

 

[2025(令和7)年4月からの社会実験内容]
– 対象期間:2025(令和7)年4月1日から2026(令和8)年3月31日までの土日・祝日(1月2日、1月3日、振替休日を含む)。
– 対象区間:CA東京湾アクアライン 木更津金田IC~浮島IC間の上り線(木更津→川崎方面)および下り線(川崎→木更津方面)。
– 対象車両:ETC車(全車種)
– ETC時間帯別料金:

 

※詳細・注意事項等については、次のホームページ(千葉県HP NEXCO東日本「ドラぷら」 )を参照。
※これまでの議論や社会実験の効果については、東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会の資料(千葉県HP:東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会 )にて確認可。

※実験内容は、対象期間中であっても一定期間の効果を分析・評価した結果変更される場合がある。

 

 

[問い合わせ先]
■社会実験全般に関して
・国土交通省道路局高速道路課

課長補佐 谷口 雄一郎
電話(代表):03-5253-8111(内線38362)
電話(課直通):03-5253-8500

・千葉県県土整備部道路計画課

電話:043-223-3298

 

■高速道路の通行料金等に関して
・東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本お客さまセンター

電話:0570-024-024/03-5308-2424

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。