ピアッジオグループジャパンは1月22日、APRILIA.COMウェブサイト上で新型RSV4の画像を初公開した。
新型RSV4は、ウィングレットを内蔵した新デザイン、エンジン、電子制御デバイスの進化、そしてより高いパフォーマンスを発揮するための新しいエルゴノミクスを採用している。
– 新型RSV4 オフィシャルサイト(英語/外部サイトにジャンプします)
https://www.aprilia.com/en_EN/aprilia-world/news-aprilia/v4-range/
アプリリアのこだわりの新デザインはエアロダイナミクスの広範囲に及ぶ研究から生まれた。超近代的なRS660からインスピレーションを受けたスタイルと、風洞実験で作成された形状により空気抵抗が極限まで軽減され、高速走行時の性能が大幅に向上するだけでなく、ダウンフォースも発生させている。
ウィングレットはカウル上に追加された物ではなく、ダブルフェアリングに内蔵。これにより高速走行時の安定性を最適化すると同時に、冷却性能が向上し、美しいスタイリングだけでなく、エンジンが発する高温の空気を気流によりライダーから遠ざける効果も生み出す。
アプリリアのデザインの特徴である、DRLを備えたトリプルLEDヘッドライトユニットは、コーナー内側を照らし、夜間走行時の安全性を向上させる「コーナリンググライト」機能を搭載している。
新しい燃料タンクとシートのエルゴノミクスは一新され、ライダーとフェアリングとのフィット感を改良。乗車スペースが増したことにより、自然でリラックスしたライディングポジションを実現した。電子制御は総合的に機能が向上、さらに新しいマルチレベルエンジンブレーキコントロールが導入され、完成度を高めている。
6つあるライディングモードには、サーキット向けに3つ(2つはカスタマイズ可能)と、ロード向けに3つ(1つはカスタマイズ可能)から選択が可能で、ライダーの好みのライディングモードを選択するだけで、最適なトラクションコントロール、ウィリーコントロール、エンジンブレーキ、コーナリングABSそしてその他のパラメータが総合的に設定され制御する。
250ccクラスで18個の世界タイトルと、グランプリレースで143勝を誇る歴史に裏付けられた繊細なシャーシ構造も、低い位置にセットされた補強ブレースを特徴とする軽量な新型スイングアームによって大きく変化。MotoGPで使用されたアプリリアRS-GPからインスピレーションを受け、重量を軽減し、加速時のリアエンドの安定性をより向上させるために設計されている。
アプリリアが世界で初めて量産した革新的でパワフルな狭角V型4気筒エンジンは、ユーロ5に適合しているにも関わらず、トルクが向上しており、新型エキゾーストシステムや1,077 cc から 1,099 ccに変更した排気量を含め、ターゲットを絞ったアプローチによって最大出力217馬力を実現している。
RSV4 ファクトリーは、アプリリアブラックとラバレッドの2つのグラフィックバージョンが用意されている。新たに1,099ccV4エンジンを採用しているが、ファクトリーバージョンはアルミニウム鍛造ホイール、Öhlins 製Smart EC 2.0セミアクティブサスペンションシステム、そしてBrembo製 Stylemaブレーキキャリパーを引き続き標準装備している。
※内容はイタリア本国仕様。日本仕様は異なる場合がある。
※日本仕様の導入内容については改めて案内される。