ソフトバンクロボティクスとソフトバンクは、オフィスや業務フロア向けのバキューム清掃ロボット「Whiz（ウィズ）」の申し込み受け付けを、2019年2月に開始。料金は、レンタルプランで月額2万5,000円（＊）。3月以降の提供開始を予定している。

Whizは、ソフトバンクロボティクスが開発・提供する人型ロボット「Pepper」に続く、2種類目のロボット。

主にカーペットなどの床の清掃を目的とする、自律走行が可能な、乾式バキュームクリーナーロボットで、自動運転清掃・洗浄機向けサービス「AI清掃PRO」の対応機種の第2弾となる。

AI清掃PROの対応機種の第1弾となる「RS26 powered by BrainOS」

使用の際は、先ず初めに同機を手押しして清掃エリアの地図データを作成・記憶。一度清掃ルートを作成・記憶すれば、後はスタートボタンを押すだけで記憶した地図データを基に清掃ルートを自律走行。清掃時の品質を一定に保つことができると云う。

また、清掃ルート上に人や障害物があっても、搭載された複数のセンサーが検知し、回避。コンパクトなサイズで小さい部屋などでも小回りよく清掃できるほか、自律走行時に壁などの障害物と距離を離すことなく走行するため、衝突を避けながら隅まで清掃することが可能だと云う。

さらに、手押しで清掃ルートを記憶させるだけで自律清掃が可能なため、新たに操作方法を習得する必要がなく、導入後の利用も簡単に行えるとしている。

なお、ソフトバンクでは、Whizに関する法人向けオンラインセミナーを、11月29日から順次実施。その申し込みの受付を、11月19日からソフトバンクのウェブサイトで開始する。

またウェブサイトでは、法人向けにWhizに関する最新情報が案内される予定だ。

[Whizの概要]

＜仕様（予定）＞

– サイズ（全長×全幅×全高）：約455×474×653mm（ハンドル引き伸ばし時は全高約1,000mm）

– 重量：約32kg（バッテリーを含む）

– バッテリー：リチウムイオンバッテリー、約5kg、約25Ah、25.2V

– 駆動時間：約3時間（ノーマルモード時）、約2時間（パワーモード時）

– 充電時間：約5時間

– 最高走行速度：約2.5km／h

– 清掃能力：約500m²／h

– 集じん容積：4.0L（紙パック）

– 安全機能：

障害物検知／落下防止（LiDARセンサー、3Dカメラ）、衝撃検知（センサー搭載バンパー）、異常検知（段差センサー、車輪浮き検知センサー、異常時ブレーキ機能）

＜料金＞

レンタルプラン：2万5,000円（＊）×60カ月

＊：価格は全て税抜き。
※：料金は、ソフトバンク株式会社で申し込みを受け付けて、提供した場合のもの。
※：ロボット手続き手数料（9,800円/＊）が別途必要。また、契約期間終了後、本体は返却。
※：保証に関するオプションサービスなどの詳細は、決まり次第ソフトバンクのウェブサイトで告知する。

[AI清掃PROについて]

AI清掃PROは、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先、米国カリフォルニア州のBrain社の自動運転技術「BrainOS」を搭載した自動運転清掃・洗浄機を利用するのサービス。

BrainOSのほか、保守サポートや通信ネットワークなどが利用できる他、故障時の対応などを電話やウェブサイトの専用窓口で受け付けている。

なお、AI清掃PROの対応機種の第1弾として、自動運転洗浄ロボット「RS26 powered by BrainOS」を、今年8月に発売している。

■（ソフトバンクロボティクス）AI清掃PRO：https://www.softbank.jp/robot/aicleanpro/