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2024年5月15日【イベント】

アルテア、「2024 Altair Enlighten Award」応募締切り迫る

NEXT MOBILITY編集部

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高い汎用性を誇るCAD/CAEソフトウェアHyperWorksの開発元であり、今日の計算科学及び人工知能(AI)分野を牽引するアルテアエンジニアリング( Altair Engineering / 米国本社:米ミシガン州、CEO:James Scapa、日本本社:東京都中央区、代表取締役社長:加園 栄一 )は、先の2024年2月13日より2024年度の「Altair Enlighten Award( アルテア エンライテン アワード )」のエントリー受付を開始した。

 

この「Altair Enlighten Award」は、広く自動車産業を対象に据える優れたイノベーションを生み出すことを軸に、持続可能な設計技術に焦点を当てるもの。

 

米国自動車研究センター( CAR / Center for Automotive Research )と共同で毎年開催される同賞は、二酸化炭素排出量の削減、水やエネルギーの消費の抑制、材料の再利用とリサイクルの促進を実現させる持続可能性に秀でた取り組みを称えるものとなっている。

 

そんな歴代のAltair Enlighten Awardは、自動車産業界、同・関連技術者、多様な産業領域の施策立案者、大学等の高等教育分野、クリエイターなどの多方面から注目されており、過去のAward獲得者には、GM、フォード、ステランティス、ハーレーダビッドソン、トヨタ、日産、マツダ、フェラーリ、JLR、メルセデス、BMW、ポールスター、SAIC-GM-Wuling(SGMW/上汽通用五菱汽車)、BASF、マレリ、Volterasなどが名を連ねる。

また今年のEnlighten Awardは、Google Cloudがスポンサーを担う「サステナブルコンピューティング」部門が新たに設けられており、同部門では資源・エネルギー効率の最適化、低炭素化への新たな機会の創出、より持続可能で環境に優しい社会の構築を目指した〝実践や技術〟を表彰する。そんな同Awardの今年の全カテゴリーは以下の通りとなる。

 

・サステナブル製品部門

  • 排出量削減、軽量化、材料循環、安全性の向上を取り入れた生産車両( または主要なシステムモジュール )。

 

・サステイナブルプロセス部門

  • 製造またはエンジニアリング段階に於いて、排出削減、材料の再利用・リサイクル、節水を可能にするプロセスを評価。

 

・モジュール軽量化部門

  • 車両モジュール、サブシステム、またはコンポーネントの質量削減。

 

・軽量化実現技術部門

  • 材料、生産プロセス、設計方法、接合技術など、車両の軽量化を可能にする技術の進歩。

 

・軽量化構想部門

  • 生産されていないが、自動車の軽量化を進展させる大きな可能性を秘めたプロセス、材料、技術。

 

・責任あるAI部門

  • 設計、エンジニアリング、運用から生産、使用に至るまで、自動車のバリューチェーン全体を通じた責任あるAIの導入。

 

・サステナブルコンピューティング部門

  • エネルギー効率、再生可能エネルギーの利用、環境負荷の低減を優先し、より持続可能で環境に優しいコンピューティングに貢献する実践や技術の導入。

 

なお今年のEnlighten Awardへの応募受付にあたり、アルテアの創業者兼CEOのJames R. Scapa氏は、「Enlighten Awardは、持続可能なテクノロジーにおける自動車業界の優れた功績を表彰するものであり、今回も最新かつ最高峰のテクノロジーを表彰する機会を得られることを、とても嬉しく思います。

 

より環境に優しく、より持続可能な、輸送技術に対するニーズが、世界規模で日増しに高まり続ける中、Enlighten Awardは、自動車産業界の持続可能な未来を示すことができる唯一の賞典となっており、我々はそうした新たな技術との出逢いを心待ちにしています」と今Awardへ一層の期待を込めた。

 

またGoogle Cloudグーバルサステナビリティ部門でマネージング ディレクターを担うJustin Keeble氏は、「今年、Enlighten Awardに協賛できることになり、今から期待に胸を膨らませています。

 

これまでアルテアが社会や、多様な産業界、組織に対して、より持続可能な手段を持ち得るよう長年、支援し続けてきたことをよく理解しています。

 

今回は、そんな機会に私たちも立ち会うことができ、世界の企業が未来への歩みを脱炭素化し、より持続可能な手段を遂行できるよう支援することを誇りに思っています」と語っている。

 

更にCARの社長兼CEOを務めるAlan Amici氏は、「第12回目を迎えるEnlighten Awardは、これまでにも増して革新的なアワードになると確信しており、アルテアとと共に再び、同栄冠を授与できる立場にあることをとても光栄に思います。

 

今日、自動車産業界の持続可能性を高めていくことは世界規模の課題であり、私たちは、アワードに集結した優れた業績に光を当て、あらゆる専門分野の、あらゆる組織から寄せられるであろう優れた発案に出逢い、それらを讃える機会を得られることを今から楽しみしています」と結んでいる。

 

最後に、Enlighten Awardの詳細や応募詳細については、https://altair.com/altair-enlighten-award-jpなどを参照されたい。応募の締め切りは2024年5月31日(金)、最終審査は6月下旬に行われ、受賞者は2024年8月6日(火)に開催されるCARマネジメントブリーフィングセミナー( MBS )の授賞式で発表される流れとなっている。

 

主催企業の概要は以下の通り

 

アルテア(Nasdaq:ALTR)は、シミュレーション、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)、データ解析、AIに関するソフトウェアおよびクラウドソリューションを提供するグローバル企業。同社では、自社製品を介してあらゆる産業界に於いて、より的確で賢明な意思決定が加速され、よりグリーンで持続可能な未来を創造することができると謳っている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。