国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」)は、経済産業省が国土交通省と連携し、自動運転レベル4 等の先進モビリティサービスの実現・普及に向けて、研究開発から、実証実験、社会実装まで一貫して取り組む「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト (RoAD to the L4)」の総合的調査検討を行う幹事機関(コーディネート機関)に選出されたと、6月10日発表した。
産総研は、野村総合研究所、日本工営、三菱総合研究所、テクノバ、豊田通商とコンソーシアムを組み、幹事機関として経済産業省および国土交通省の令和3年度「無人自動運転等の先進MaaS 実装加速化推進事業(無人自動運転等の先進MaaS 実装加速化のための総合的な調査検討・調整プロジェクト)」を推進している。このコンソーシアムが、コーディネート機関に決定し、プロジェクトコーディネータには、情報・人間工学領域 ヒューマンモビリティ研究センター 横山 利夫 招聘研究員が就任することになった。
自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト(RoAD to the L4)は、技術開発、調査分析、実証実験にとどまらず、意義、目標等を踏まえ、レベル4等先進モビリティサービスの社会実装を目指し、自動運転・MaaS の個別テーマに取り組むだけでなく、人材育成、社会受容性等の横断的な課題にも取り組む。このプロジェクトの研究開発・社会実装計画に基づき、コーディネート機関は、総合的な調整、調査、検討を進め、社会実装の加速を推進していく。
■「RoAD to the L4」実施内容
①無人自動運転サービスの実現及び普及
②IoTやAIを活用した新しいモビリティサービス(MaaS)の普及
③先進モビリティサービスに係る人材の確保・育成
④先進モビリティサービスに係る社会受容性の醸成
■自動運転車両の呼称