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2024年8月5日【ESG】

アイシン、刈谷市スマートシティ構想プロジェクト実証へ

坂上 賢治

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リアルに再現された刈谷駅北口

 

仮想空間プラットフォーム技術を活用して交通安全意識の向上を目指す

 

愛知県刈谷市とアイシンは8月5日、刈谷市が推進する「刈谷スマートシティ」の取り組みの一環として、刈谷市オリジナルの交通安全教育コンテンツ「アイシンXRクエスト」の実証実験を行う。※XR(Extended Reality)…現実世界と仮想世界を融合し、現実では知覚できない新たな体験を創造する技術の総称でVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)はXRに含まれる。

 

この「アイシンXRクエスト」とは、当社の開発した仮想空間(メタバース)プラットフォーム上に刈谷駅北口を再現し、交通ルールを守りながら、安全に目的地へ移動する没入型の体験を指す。

 

刈谷市は、子ども世代に学校等教育機関からの指導の機会や、幼児園、保育園、小学校に於ける交通安全教育指導、交通指導員による交通安全教育を実施している。

 

一方で、大人世代に対しては、通常の交通安全教育や啓発を行うだけでは行動に変化を与えることが難しいという課題があった。そこで、アイシンの持つ交通流予測などのモビリティ技術や、工場の安全教育などに使われている仮想空間プラットフォーム技術を応用し、懸案だった大人世代へ新しい価値体験を提供する。

 

両者は、仮想空間内での没入型体験を通じて、交通安全教育の実証実験を行うことで、特に大人世代の交通安全意識を向上させ、事故のない安全な社会の実現に貢献すと述べている。

 

1 実証実験日時
2024年8月17日(土) 13:00~15:30

 

2 実証実験場所
刈谷市総合運動公園 (刈谷わんさか祭り2024 安心安全体験エリア③ アイシンXRクエスト)

 

3 実証実験内容
・VR(Virtual Reality/仮想現実を意味し、仮想空間を現実のものとして知覚できる技術)ゴーグルを着用し、メタバース(コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間)内にリアルに再現された刈谷駅北口で、交通安全ルールを守り、制限時間内に目的地を目指すクエストに参加することで、没入型の体験を行う。

 

・体験後には、動画でメタバース内の自身の行動を振り返り、交通ルール違反はなかったかを確認することで、安全意識向上への有効性や効果について検証。
※大人世代への実証実験ということを考慮し、VRゴーグルを着用しての体験は18歳以上としている。18歳未満の方は、PCを活用し「アイシンXRクエスト」を体験できる。

 

体験時のイメージ

 

<関連>
刈谷スマートシティ(アイシンのプロジェクトについて)
https://kariya-smartcity.jp/project/problemsolving09/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。