愛知製鋼は2月9日、愛知県名古屋市のガイドウェイバス志段味線(愛称:ゆとりーとライン)で検討されている大型自動運転バスによる自動運転実証実験に、GMPS( 磁気マーカシステム/先より同社が商品化を進めている自動運転支援システムで、Global Magnetic Positioning Systemの略 )を提供する。
磁気マーカ
今年度は、検討の一環として大型の自動運転バスを自動走行させ、車両制御の精度検証を確認する予定。なお同実験は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」の採択を受けて実施されるもの。
実証実験概要
1.実験期間
2024年2月12日(月・祝)~2 月 21 日(水)まで
2.実験概要
(2-1)実験場所:名古屋市が所管する守山南部処分場(愛知県尾張旭市)の管理通路
(2-2)実験内容:ガイドウェイバス専用道(高架区間)の幅員や急カーブを部分的に再現した実験区間で、運転士が乗車した状態でハンドル操作や加減速操作をシステムにより自動走行(自動運転レベル2/運転の主体はドライバーであるが、実運行ではシステムがハンドル操作やアクセル・ブレーキ操作。緊急時は運転士が介入 )する。
この際、自動運転用センサを使用した各種誘導方式(GMPS/磁気マーカシステム、GNSS、3Dマップの3つの自車位置推定システムが使用される)による車両制御の精度を検証する。
なお同社のGMPSは、誘導方式の一つとして上空の遮蔽物や、天候に左右されないこと等の特長により、安定かつ高精度な自車位置推定を担う。なお実証実験区間(約600m)に約300個の磁気マーカを設置する。
(3-3)実験車両:アイサンテクノロジー保有の大型自動運転バスを利用する。
特設サイト:https://www.aichi-steel.co.jp/smart/mi/gmps/index.html
参考動画