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2021年3月3日【企業・経営】

愛知県自動車販売店協会、介助犬育成を支援

NEXT MOBILITY編集部

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目録贈呈の様子

 

 

一般社団法人日本自動車販売協会連合会の愛知県支部である愛知県自動車販売店協会は3月3日、創立60周年を迎え、2月12日に名古屋市内のホテルで式典が開催されたことを発表した。

 

この式典では愛知県自動車販売店協会から社会福祉法人日本介助犬協会(以下、協会)へ、介助犬使用者と介助犬ペアの育成費用を助成することを目的として200万円の助成金目録が贈られた。

 

協会は、手や足に障害をかかえる人(肢体不自由者)の日常生活動作や精神面でのサポートを行う介助犬を育成、年間1~3組の介助犬ペアを輩出している。今回の助成は、愛知県内で活動する新たなペアの育成費用として活用されるという。

 

 

介助動作(車いすの牽引)

 

 

全国で介助犬ペアはまだ57組しかおらず、愛知県内で活動する介助犬ペアは3組に留まる。一方で、介助犬がいればより豊かな生活ができる肢体不自由者は全国で15,000人いると言われている。介助犬ペア1組の育成には約240~300万円の費用がかかるが、介助犬は肢体不自由者へ無償貸与され、育成費用の9割以上は寄付や募金でまかなわれている。

 

今回の贈呈をした愛知県自動車販売店協会 小栗会長からは「60年の節目を迎えた今年、交通事故死ワーストワンをなんとか脱却した愛知県として、今後もしっかりと交通事故被害者の支援の一環としての社会貢献活動に取り組んでいきたいと思う」と挨拶した。

 

贈呈を受けた日本介助犬協会専務理事 高柳友子氏は「介助犬育成普及活動は寄付に頼られており、認知度が低いことが課題なのでこの度の助成金は大変ありがたい。交通事故等で障害を持った障害者が介助犬と共に生活を始めることで笑顔と勇気が戻り、自立と社会参加をもたらすことをより多くの方に知って頂く契機になったことにも感謝している」と話した。

 

式典には介助犬の訓練犬グラディス(3歳、メス)もトレーナーとともに参加。会場では愛知県自動車販売店協会役員だけでなく、「介助犬を初めて見る」と会場のホテル職員や式典参加者も、グラディスの大人しく愛らしい様子に目を細めたという。

 

 

介助犬訓練犬グラディス

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。