AGCは12月9日、2021年1月1日より、グループCEOが委員長を務めるCSR委員会の機能を発展させた「サステナビリティ委員会」を設置すると発表した。
AGCグループでは、2005年にCSR委員会を設置し、環境・社会を含むCSR・サステナビリティに関わる取組みに関する方針を定め、諸課題に取り組んできた。2018年1月には同社の経営企画本部内にSDGs推進部を設置することで、サステナビリティ経営の取組みを一段と強化するとともにAGC統合レポートを通じた情報開示の改善も進めてきている。
こうした取組みを加速していくため、2021年からスタートする次期中期経営計画では、AGCグループにとって重要となる社会的価値の創出へ向けたサステナビリティ目標(非財務目標)を導入する予定とのことだ。サステナビリティ目標は、AGCグループの強みを発揮できる幅広い領域で設定し、地球・社会の持続的発展とAGCグループの持続的成長を両立するサステナビリティ経営を一層推進するための基軸となる。
長期的視点でサステナビリティ経営を進めていくにあたり、新設する「サステナビリティ委員会」は、取締役会による監督のもと、サステナビリティに関わる取組みの意思決定機関として、関連する方針の決定やサステナビリティ目標の進捗管理・施策の審議等の機能を担います。あわせて、SDGs推進部を「サステナビリティ推進部」に名称変更し、同委員会の事務局として、グループ全体のサステナビリティ経営戦略の策定・実行を牽引していく。