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2024年3月4日【イベント】

ACSL、日本郵便との共同開発ドローンでレベル3.5配送へ

坂上 賢治

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国産産業用ドローン開発を担うACSLは、日本郵便&日本郵政キャピタルと物流専用ドローンの開発に取り組んできたが。3月4日から3月22日の期間に於いて、同物流専用ドローンを用いた荷物の配送試行を日本郵便と実施する。

 

同試行は、新たに開発した物流専用の新型ドローン(通称:JP2)を用い、郵便局から配送先地区居住の受取人宅の近隣施設まで、補助者なし目視外飛行(レベル3.5/従来のレベル3で必要とされる立入管理措置・補助者・看板の配置がデジタル技術の活用により撤廃となり、道路や鉄道等の上空の横断が条件付きで可能となる)により実施するもの。

 

既存の機体よりもペイロード(搭載可能な荷物の重量)が増加した機体を活用することで、中山間地域でのドローン配送の実用化を目指す取り組みが、大きく進む段階に達した。

 

ACSLでは、「今後も、安全、安心なドローン開発を進めることで社会インフラに革命を起こし、人手不足・高齢化・業務の急増という社会インフラが抱える課題の解決を目指してまいります。そして、ドローンがますます生活者に身近なものとして社会実装されていくこと推進してまいります」と話している。

 

日本郵便主催の配送試行の概要
・運行日:2024年3月4日(月)~同年3月22日(金)
・運行区間:出石郵便局(兵庫県豊岡市出石町町分117)配達区内
・主催:日本郵便
・実施協力
株式会社ACSL:物流専用ドローン「JP2(通称)」の提供および運航の支援
兵庫県・豊岡市:地域、関係団体などと調整支援

 

使用機体概要
JP2機体イメージ

 

物流オペレーションを考慮した荷物の搭載等の簡便性や、社会受容性を意識したデザインを重視しつつ、「レベル4」のための型式・機体認証取得を想定した設計・仕様となっている。

 

通称:JP2
外寸(プロペラ含む):
 長さ:2,272mm
 幅:2,500mm
 高さ:721mm
動力:バッテリー
最高速度:10m/s(36km/h)
最大離陸重量:24.9kg
最大積載量:4.5kg
運航方式:自動航行
耐候性能:風速10m/s
・地上局PC画面で常時遠隔監視
・緊急時等には遠隔からの操作介入可能

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。