NEXCO中日本 名古屋支社は3月23日、E1A 伊勢湾岸道 湾岸長島PA(下り)、E23 東名阪道 亀山PA(下り)およびE19 中央道 駒ヶ岳SA(上り)の駐車マス増設工事が2022年3月31日に完成すると発表した。
同社では、物流の基幹となる高速道路ネットワークにおいて、深夜帯を中心とした大型車駐車マス不足による混雑が発生していることから、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の駐車マスの拡充を進めている。
今回、E1A 伊勢湾岸自動車道(伊勢湾岸道)湾岸長島PA(下り)、E23 東名阪自動車道(東名阪道)亀山PA(下り)およびE19 中央自動車道(中央道)駒ヶ岳(こまがたけ)SA(上り)の駐車マス増設工事が2022年3月31日に完成する予定となった。また、中央道 駒ヶ岳SA(下り)の駐車マス増設工事については、4月下旬に完成する見込みだとしている。
今回の工事では、既存の敷地を有効活用した駐車区画の増設やレイアウトの見直しをおこない、大型車と普通車のどちらでも利用できる「兼用マス」を増設した。これにより、大型車駐車可能台数は湾岸長島PA(下り)では約1.3倍(+44台)、亀山PA(下り)では約1.1倍(+11台)、駒ヶ岳SA(上り)では約1.6倍(+36台)に増加した。
工事前後の駐車マス数の比較と増設状況
(1)伊勢湾岸道 湾岸長島PA(下り)
■工事前・工事後の駐車マス数
※1 普通車駐車可能台数には、兼用マス1台当たり普通車2台分としてカウントした台数を含む
※2 大型車駐車可能台数には兼用マスを含む
■工事内容
・駐車可能台数を上回る大型車両やトレーラーが滞在していることを受けて、大型車駐車マスや大型車およびトレーラーのどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・混雑状況に応じて普通車、大型車がどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・大型バスの利用が多いため、バス優先マスを新たに設置した。
(2)東名阪道 亀山PA(下り)
■工事前・工事後の駐車マス数
※1 普通車駐車可能台数には、兼用マス1台当たり普通車2台分としてカウントした台数を含む
※2 大型車駐車可能台数には兼用マスを含む
■工事内容
・駐車可能台数を上回る大型車両やトレーラーが滞在していることを受けて、駐車マスの列を増やし、大型車およびトレーラーがどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・混雑状況に応じて普通車、大型車がどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・大型バスの利用が多いため、バス優先マスを新たに設置した。
(3)中央道 駒ヶ岳SA(上り)
■工事前・工事後の駐車マス数
※1 普通車駐車可能台数には、兼用マス1台当たり普通車2台分としてカウントした台数を含む
※2 大型車駐車可能台数には兼用マスを含む
■工事内容
・駐車可能台数を上回る大型車両やトレーラーが滞在していることを受けて、駐車マスの列を増やし、大型車駐車マスやトレーラーマスを増やした。
・混雑状況に応じて普通車、大型車がどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・バスには多くの人が乗車することが多く、安全面から乗客が通路を渡る回数を減らすために、商業施設の前にバス優先マスを移動した。
(4)中央道 駒ヶ岳SA(下り)
■工事前・工事後の駐車マス数
※1 普通車駐車可能台数には、兼用マス1台当たり普通車2台分としてカウントした台数を含む
※2 大型車駐車可能台数には兼用マスを含む
■工事内容
・駐車可能台数を上回る大型車両やトレーラーが滞在していることを受けて、駐車マスの列を増やし、大型車駐車マスやトレーラーマスを増やした。
・混雑状況に応じて普通車、大型車がどちらでも利用可能な兼用マスを増やした。
・バスには多くの人が乗車することが多く、安全面から乗客が通路を渡る回数を減らすために、商業施設の前にバス優先マスを移動した。