ABB社は12月22日、ANAグループの電動GSE車両の充電施設内に急速充電器「Terra CE 54 CJG」をに設置した(羽田空港の制限エリア内)。国内空港に於いて、空港の制限エリア内に電気自動車(EV)用の急速充電器を設置するのはANAグループとして初となった。
充電器は、国内規格(CHAdeMO)、海外規格(AC規格およびDC CCS 2)の合わせて3規格に対応し、今後導入される車両にも対応できるものとした。また既に海外の空港内で電動GSE車両向け充電で充分な実績もあるものとした。
この取り組みについてANAグループでは、「持続可能な航空燃料(SAF)の導入など航空機そのもののカーボン・ニュートラルへの取り組みに加え、地上施設における取り組みも実施し、運航全体でカーボン・ニュートラルに向けたトランジション戦略を推し進めます」と話している。
対してABB E-モビリティは、「電気自動車 (EV) 充電ソリューションのグローバルリーダーとして、より持続可能で資源効率の高いもビリティの未来を目指しています。
また当社は、基礎充電用スマート充電器から未来の高速道路SAなどの経路充電用の急速充電器、フリート電動化、電気バス・トラック充電用ソリューションまで、EV充電ソリューションの幅広いポートフォリオを提供しており、85以上の市場では、DC急速充電器5万台以上を含め、100万台以上のEV充電器を販売しています。
日本国内では、昨年までに450台のDC急速充電器が設置され、今年その設置台数は約2倍となる予定で、今後も国内のインフラ整備に大きく貢献していく考えです」と述べている。