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2020年12月2日【経済・社会】

電動車の購入検討層は遂に6割に、価格と維持費がカギ

NEXT MOBILITY編集部

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リサーチ会社のマイボイスコムは、『次世代自動車』に関するインターネット調査を2020年11月1日~5日に実施(10,255件回答)し、その調査結果を12月2日に発表した。

 

 

それによると、今後自動車購入時に、ガソリン車以外を検討する人は6割。次世代自動車購入時の重視点は、「燃費のよさ」「ランニングコスト」「価格が手頃」が購入意向者の5~6割となった。

 

 


 

【『次世代自動車』に関するインターネット調査 詳細】
 

 

 

■所有している自動車のタイプ

世帯で所有している自動車のタイプは(複数回答)、「ガソリン車」が61.1%、「ハイブリッド車」が15.9%、「電気自動車」が1.2%。「ハイブリッド車」は、男性60・70代で比率が高くなっている。

 

 

 

 

■ガソリン車以外の購入検討

今後自動車を購入する場合、ガソリン車以外を検討するという人は6割。検討するタイプは(複数回答)、「ハイブリッド車」が35.7%、「電気自動車」が16.8%、「プラグインハイブリッド車」が14.8%となった。ガソリン車所有者で、ガソリン車以外を検討する人は7割だった。

 

 

 

 

■ガソリン車以外の購入意向
今後、ガソリン車以外を購入したい人は6割強。最も購入したいタイプは、「ハイブリッド車」が26.5%、「電気自動車」が9.3%、「プラグインハイブリッド車」が6.3%となっている。
 

 
■次世代自動車購入時の重視点

次世代自動車を購入する場合に重視する点は(複数回答)、「燃費のよさ」「ランニングコスト」「価格が手頃」が購入意向者の5~6割、「安全性」「充電後の走行可能距離」「走行性能」が各30%台。

 

 

 

 

──<< 回答者のコメント >>──────────────────────────────────────────────

 

 

◆最も購入したい自動車のタイプの選択理由(全5,217件)

 

 

『ハイブリッド車』

電気だけだと長距離走行が不安なので、ガソリンと電気のハイブリッドが望ましいと思ったから。(男性54歳)

化石燃料を使わないクルマがベターとは思うが、電気自動車は充電に時間がかかりすぎるので、次善策としてはHVかと。(男性62歳)

 

 

『電気自動車』

以前からコンパクトタイプの電気自動車熱望。環境にやさしく長期的には財布にも優しいと思うから。(女性61歳)

太陽光発電が屋根についているので、蓄電池代わりに車に充電するよう検討している為。(女性32歳)

 

 

『プラグインハイブリッド車』

燃料電池車や電気自動車への移行前段階として、プラグインハイブリッド車が適当かと思う。(男性79歳)

自宅で充電可能な手軽さ。環境に配慮できるよさがどちらもあるので。(女性47歳)

 

 

『燃料電池車』

環境に最も負荷がかからないと思うから。ただし、価格が高すぎて手が出ない。(男性56歳)

やはりCO2対策としての電動自動車を選ぶ。その際、航続距離の長さおよび燃料(充電を含む)の手軽さからは燃料電池車を選ぶ。(男性68歳)

 

 

『ガソリン車』

実用性ばかりではなく趣味の割合が大きい。燃費や効率を気にして電気自動車を買うくらいならタクシーに乗る。(男性59歳)

ハイブリット車は高価なイメージがあって買いにくい。電気自動車は、もしでんきが供給できなくなった場合を考えると躊躇してしまう(災害や原子力発電所の事故など)。(女性54歳)

 

 

──<< 調査結果 >>─────────────────────────────────────────────────────────────────

 

https://myel.myvoice.jp/products/detail.php?product_id=26805

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。