アウディ ジャパンは8月23日、2021 SUPER GT 第3戦の結果を発表した。
2021 SUPER GT第3戦となる「SUZUKA GT 300km RACE」は、8月21(土)、22日(日)、鈴鹿サーキット(三重県1周5,807m)で開催された。本来は5月末に開催予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって延期されており、第4戦に次いで行われるイレギュラーなスケジュールとなった。予選、決勝ともに曇天で、時おり青空も見られるなか、感染拡大防止策をとりながら観客を迎え入れて開催され、予選と決勝の2日間で約1万8500人の観客が訪れた。
アウディ ジャパンとパートナーシップ契約を締結しているHitotsuyama racingは、Audi Team Hitotsuyama(アウディ チーム ヒトツヤマ)として、SUPER GT GT300クラスに参戦。Aドライバーは、川端 伸太朗選手、そしてBドライバーには篠原 拓朗選手を起用。マシンのカラーリングは赤を基調にベージュを組み合わせたツートーンカラーで、ヨコハマタイヤを装着している。
また、今シーズンはGT500やスーパーフォーミュラで活躍してきたチームルマンと本山 哲氏とのジョイントプロジェクトTeam LeMans with MOTOYAMA Racingが、Audi R8 LMSによりGT300クラスに参戦。Aドライバーは本山 哲選手自身が務め、Bドライバーに片山 義章選手を起用。マシンのカラーリングは鮮やかなブルーを基調として、同じくヨコハマタイヤを装着している。
土曜日の予選は、気温27℃、路面はドライコンディションでスタート。参加車両が29台と多いGT300クラスの予選は、A組、B組の2つに分かれてQ1を行い、各グループ上位8台がQ2へと進出するノックダウン方式を採用している。今大会では、#21 Audi Team Hitotsuyama、#6 Team LeMans with MOTOYAMA RacingともにB組に振り分けられ、#21は川端選手が、#6は本山選手がQ1を担当。#21 が7位、#6は8位に滑り込み、両チーム共に見事にQ1を突破。#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingにとっては今シーズン初のQ1突破となった。Q2では、#21は篠原選手が、#6は片山選手がそれぞれアタックを担当。最終的に#21 Audi Team Hitotsuyamaが8位、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingが12位、決勝で上位入賞を狙える好位置を獲得した。
日曜日午後2時40分、曇天、気温30℃のコンディションのもと決勝レースがスタート。#21 Audi Team Hitotsuyamaのスタートドライバーは、川端選手がつとめた。レース序盤からセーフティカーが入る荒れた展開のなか、その後はエンジントラブルに見舞われ思うようにタイムがのびず順位を落とした。我慢の展開で予定周回を走りきり篠原選手へとドライバー交替。篠原選手のスティントでは、少しペースアップがみられたものの大きく順位を挽回するには至らず21位でのゴールとなった。
一方、#6 Team LeMans with MOTOYAMA Racingは片山選手がスタートドライバーを担当。安定したラップを重ね、中盤にかけてポジションをあげながら26周を終えたところで本山選手にバトンタッチ。ピット作業で一度は20位まで落ちたポジションを気迫の走りで挽回し、今季最高の12位となった。
次戦、SUPER GT第5戦は、9月11日(土)〜12日(日)、スポーツランドSUGOにて開催予定だ。