第40回「2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の最終選考会が、12月6日に東京国際交流館で開催され、その結果が発表された。
今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーには、トヨタ自動車の「トヨタ RAV4」が、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーには、ビー・エム・ダブリューの「BMW 3シリーズ セダン」が選ばれた。
[受賞車とその理由]
■日本カー・オブ・ザ・イヤー
– 受賞:トヨタ自動車「トヨタ RAV4」
– 得点:436点
– 授賞理由:
新時代のSUVとしてあらゆるニーズに高いレベルで対応。3種類の4WDシステムなどのパワートレーンと最新のプラットフォームの組み合わせによる走りは快適性、楽しさともに秀逸。また広く、使い勝手が良好なラゲッジスペースや、DCM(※)を全車標準装備とした上でリーズナブルな価格設定としたこと等が評価された。
※DCM:Data Communication Module(専用通信機)
■インポート・カー・オブ・ザ・イヤー
– 受賞:ビー・エム・ダブリュー「BMW 3シリーズ セダン」
– 得点:290点
– 授賞理由:
“スポーツセダン”という生来の個性を維持しながら、時代のニーズに合わせて進化。
磨きの掛けられたダイナミックで気持ちがいい走行フィール、日本初となる高速道路渋滞時のハンズ・オフ・アシストや、搭載カメラがドライブレコーダーとしても使える機能など、安全・快適装備の充実化を図ったこと等が評価された。
■部門賞
【イノベーション部門賞】
– 受賞:日産自動車「ニッサン スカイライン」
– 授賞理由:
3D高精度地図データと多くのセンサーにより高速道路同一車線内でハンズオフを可能にする「プロパイロット2.0」を搭載し、ドライバーの負担を減らして安全に貢献する点。また、自動運転の大きな可能性を一般に正しく知らしめた功績の大きさ等が評価された。
【エモーショナル部門賞】
– 受賞:FCAジャパン「ジープ ラングラー」
– 授賞理由:
11年振りのフルモデルチェンジで、オフロード性能の高さをさらに向上させ、オンロードにおけるパフォーマンスも大幅アップ。また、本格オフローダーをイメージさせるデザイン等が評価された。
【スモールモビリティ部門賞】
– 受賞:日産自動車 /三菱自動車工業「ニッサン デイズ ミツビシ eKクロス/eKワゴン」
– 授賞理由:
日産と三菱の共同開発により、軽自動車としての操縦性、安全性、運転支援システムなどの基本性能を従来モデルから大きく向上。また、スペースを有効に活用し、高い居住性を確保した点、さらにそれぞれ個性的なスタイリングであること等が評価された。
【実行委員会特別賞】
– 受賞:該当なし。