北米のZO Motors(ゾウモーターズ)は1月23日(米国ロサンゼルス発)、カリフォルニア州フォンタナに北米初の製造工場を設立することを明らかにした。同社によると、これは自社地域本社をフォンタナへ移転させたことを意味し、米国内で持続可能な輸送ソリューションを更に推し進めていくとした。
新しく建設された施設は 9.67 エーカーの広さがあり、工場床面積は210,000平方フィート。ロサンゼルスのダウンタウンから約49マイル離れたフォンタナに位置する。
この新たな車両製造工場は、米国ZOモーターズの事業基盤となり、ZMトラックブランドが輩出されていく拠点となる。当初の生産車両は、EV商用トラック、ターミナルトラクター、空港地上サービス機器となり、より具体的には2025年前半に車両生産を開始する予定としている。
北米ZOモーターズでCEOを務めるJoost de Vries氏は、「当社の新しいフォンタナ工場は、米国市場に於けるZOモーターズの取り組みを反映しています。これにより米国のお客様へ長期的な価値をもたらすゼロエミッションソリューションを提供できるようになりました。
また今回のフォンタナ工場の新設と本社移転は、当該地域での雇用機会を創出すると共に、北米エリアで、よりクリーンで持続可能な輸送ソリューションへの移行を主導するという我々の社是を裏付けるものとなります」と述べた。
なお各国で事業拡大を推し進めるZOモーターズとしては、既にアジア太平洋市場の車両供給で重要な役割を果たすべくカンボジアの製造工場の新設を発表済み。今回のフォンタナ工場の追加は、世界的な展開拡大に向けた自社の戦略的取り組みを強調するものだと謳っている。