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2024年10月29日【事業資源】

ZMP、長崎スタジアムシティに配送ロボを実装

坂上 賢治

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自動運転で正確に稼働する「デリロ トラック(牽引タイプ)」(於:長崎スタジアムシティ)

 

ロボットプラットフォームやロボット開発を手掛けるZMPは10月14日に開業した長崎スタジアムシティで、サッカースタジアム上空を滑走する「ジップライン Supported by買取専門店 諭吉」のハーネス等の資材を運搬する配送ロボ「DeliRo®Truck(デリロ®トラック)」(牽引タイプ)およびマルチロボOS「ROBO-HI®(ロボハイ®)」を実装。定常的な使用が開始されていることを明らかにした。

 

また、長崎スタジアムシティでは施設全体でロボット活用を計画しており、今後清掃や配達など、様々なメーカーのロボット実装が予定されている。メーカー・役割の異なるロボットが長崎スタジアムシティ内で実装された際には、ロボハイがそれらのロボットを一元管理し、安全かつ効率的な運用をサポートする予定だ。

 

そんな長崎スタジアムシティは、ジャパネットグループのリージョナルクリエーション長崎が運営するサッカースタジアム・アリーナ・ホテル・商業施設・オフィスからなる大型複合施設。

 

 

同施設でジップラインは、オフィス棟「STUDIUM CITY NORTH」屋上から、商業棟「STADIUM CITY SOUTH」屋上を結ぶアクティビティ。ジップラインを滑走した方が装着していた滑走するための器具(ハーネス等)はゴール地点で取り外すが、そのハーネス等は再びスタート地点で新たな滑走者に提供される。

 

そのため、ゴール地点からスタート地点へハーネスや関連する資材、小物類等備品を運搬する必要がある。しかし非常に重量があるため、運搬方法や人材の確保が課題だった。そこで、これらの運搬に配送ロボ「デリロ トラック(牽引タイプ)」が採用された。

 

「デリロ トラック(牽引タイプ)」は、ジップラインに必要なハーネス等を載せ、商業棟とオフィス棟を結ぶ片道約380mのコンコース間を無人で搬送する。この導入により、人手不足の課題への対応を実現すると共に、表情や音声で周囲とコミュニケーションを取りながら自動搬送を行うロボットによる当施設のエンターテイメント性の向上が期待できる。

 

デリロ トラックの運搬経路(約380m)

 

なお「デリロ トラック(牽引タイプ)」の導入にあたっては、長崎スタジアムシティのロボット導入コンサルティングを行う戸田建設の支援のもと実施している。

 

 

長崎スタジアムシティ:https://www.nagasakistadiumcity.com/
長崎スタジアムシティ ジップライン:https://www.nagasakistadiumcity.com/activity/zipline/

 

デリロ トラックの詳細について
Web:https://www.zmp.co.jp/products/lrb/deliro/deliro-truck
動画:https://www.youtube.com/watch?v=7uJRb3NVJ6Y&t

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。