横浜ゴムは8月9日、今年2月16日に公表した2024年度から2026年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2026 (YX2026)」(ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーロク)の業績目標を、上方修正すると発表した。
同社では当初、「YX2026」の最終年度である2026年度の経営目標で、売上収益を1兆1,500億円、事業利益を1,300億円、事業利益率を11%としていたが、足元の業績好調、今後進める「技術・生産改革」の実現に加え、グッドイヤーのOTR事業が業績に加わる見通し(7月22日付「ザ・グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパニー社の鉱山・建設車両用タイヤ事業の譲受に関するお知らせ」で公表)であることなどから、売上収益を1,000億円増の1兆2,500億円、事業利益を200億円増の1,500億円、事業利益率を12%にそれぞれ上方修正する。
<財務目標の変更内容>
財務目標(2026年度)
横浜ゴムは、中期経営計画「YX2026」に於いて、既存事業に於ける強みの「深化」と新しい価値の「探索」をさらに推し進め、次世代に負の遺産を残さないという強い意志を持って変革の「総仕上げ」に取り組んでいくと共に、こうした考えの下、各事業で定めた成長戦略を断行し、「YX2026」中または2027年度に「Hockey Stick Growth」(「うなぎ昇り」の成長)を果たすことを目指すとしている。