横浜ゴムは1月23日、欧州事業統括会社であるYokohama Europe (ヨコハマ・ヨーロッパ)がイタリアで昨年8月に乗用車用およびトラック・バス用タイヤの販売会社「Yokohama Pneumatici(ヨコハマ・ニューマティチ)※」を設立し、1月1日から営業を開始したことを発表した。
横浜ゴムでは、欧州に於ける主要市場のひとつであるイタリアでのタイヤ販売を、1987年、現地会社を通じて開始。1989年には合弁会社を設立し、ヨコハマタイヤの拡販に取り組んできたが、今回、経営の自由度を高め、同国でのさらなる事業強化を図るためにヨコハマ・ニューマティチ社を設立。今後は、顧客ニーズを直接的に把握し、地域に合った商品やよりレベルの高いサービスを提供することで顧客満足度を高め、シェア拡大に取り組んでいくと云う。
<ヨコハマ・ニューマティチ社の概要>
– 会社名:Yokohama Pneumatici S.r.L
– 所在地:イタリア共和国ロンバルディア州ミラノ
– 設立年月:2023年8月
– 代表者:Giovanni Ponzoni(ジョバンニ・ポンツォーニ)
– 資本金:10万ユーロ
– 出資比率: Yokohama Europe GmbH 100%
現在、タイヤ消費財事業に於いて、高付加価値商品の主力であるグローバルフラッグシップタイヤブランドの「ADVAN(アドバン)」、SUV・ピックアップトラック用タイヤブランドの「GEOLANDAR(ジオランダー)」、「ウィンタータイヤ」、そして18インチ以上のタイヤの拡販に取り組んでいる横浜ゴムは、今後もその一環として各市場のニーズに沿った商品の拡販を推進し、各地域における開発・生産供給・販売体制の強化を進めていくとしている。
※Pneumatici(ニューマティチ)はイタリア語で「タイヤ」を表す。