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2024年1月17日【事業資源】

ヤマハ発動機、傘下の米金融事業会社の活動領域を拡大へ

NEXT MOBILITY編集部

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ヤマハ発動機は1月17日、グループ全体の金融サービス事業の統括・支援機能を担う、米国の完全子会社(2022年11月設立)「Yamaha Motor Finance(ヤマハ・モーター・ファイナンス/以下、YMFC)」が、米国とカナダの金融サービス事業会社「Yamaha Motor Finance U.S.A.」および「Yamaha Motor Finance Canada」の全株式を取得したことを発表した。

 

これに伴い、ヤマハ発動機では、これまで本社で管轄していた金融サービス事業の運営管理機能の大半をYMFCに移転。グループ全体の金融サービス事業を統括するグローバル本部として、YMFCの本格活動を開始した。

 

<YMFCの概要>
– 会社名:Yamaha Motor Finance Corporation
– 設立:2022年11月
– 所在地:米国 カリフォルニア州 サイプレス
– 資本金:USD$750万
– 株主:ヤマハ発動機 100%
– 代表者:President/CEO: Jeffrey Young
– 従業員数:13名(内、駐在員3名)
– 事業概要:

ヤマハ発動機グループのグローバル金融サービス事業運営の管轄。

 

YMFCでは、これまで本社で担ってきたガバナンスや事業管理機能に加え、市場環境変化に対するより専門的かつ機動的な事業管理、安全かつ確実な資金調達、各市場のノウハウや強みの共有などを実行・支援すると共に、新たに以下の活動を強化していくと云う。

 

1.急激に成長する金融サービス・ビジネスのリスク管理およびガバナンスの高度化。
2.デジタル技術革新を積極的に取り込んだイノベーションの推進と事業競争力強化。
3. 金融サービス事業に精通した人材のグローバルマネジメントの強化・活用推進。

 

また同社では、以上を達成するため、それぞれ「統合リスクマネジメント」「イノベーション」「グローバル人材開発」部門を社内に設置。今回の米国とカナダの株式移転に続き、将来的には全世界の金融サービス事業会社を統合し、本社機能の完全移転を予定していると云う。

 

2022年2月発表の中期経営計画で金融サービス事業を既存事業を支えるための重要なコア事業と位置づけているヤマハ発動機では、グローバルな事業運営体制を確立・強化し、グループ全体の知的・人的リソースを共有・相互活用することで、製品・サービスを購入しやすい環境を整え、製品販売・サービス提供の拡大につなげていくと共に、金融サービス事業の持続的な成長拡大を目指すとしている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。