ヤマハ発動機は6月30日、二輪車や船外機、電動アシスト自転車などの電装品の開発や製造販売を行う連結子会社「ヤマハモーターエレクトロニクス (YEJP)」を吸収合併する検討を、YEJPと開始したと発表した。なお、合併完了時期は2025年1月を目指すと云う。
両社は、世界の脱炭素に向けた潮流で、規制対応や環境に配慮した製品開発へのリソース投入が必要となるなか、合併を通じて、電動に関わるモノ創りのスピードアップや電装系人材の獲得強化、電装領域に於ける購買力の強化を図るとしている。
またヤマハ発動機は、2022年2月発表の中期経営計画に於いて、成長事業領域の一つである電動アシスト自転車事業の規模拡大、新規事業領域である新しいモビリティの研究・開発、そしてコア事業領域である二輪車や船外機の電動化に取り組んでいることから、これらCASEやカーボンニュートラルへの取り組みを加速するため、戦略的に経営資源のマネジメントを行い、体制強化を図るとしている。
[YEJPの概要]
– 社名:ヤマハ モーターエレクトロニクス 株式会社
– 創立:1973年11月2日
– 本社所在地:静岡県周智郡森町森 1450 6
– 代表者:松本 和幸
– 資本金:2億7258万円
– 出資者:ヤマハ発動機株式会社 100%
– 事業内容:モーターサイクル、電動アシスト自転車、船外機、スノーモビルゴルフカー、汎用エンジンなどの電装品の開発・製造・販売。