ヤマハ発動機は11月7日、電動トライアルバイクや電動オフロードバイクの開発・製造を手掛けるフランスの電動二輪メーカーである「Electric Motion (エレクトリックモーション)」に出資したことを発表した。
エレクトリックモーションは、2009年の創業以来、「EM」のブランド名で日本を含む世界約40カ国で製品を販売。同社の製品は、トライアルの世界選手権や、世界最高峰の電動オフロードバイクレース「FIM E-XPLORER WORLD CUP」などで華々しい成果を上げるなど、トライアルやオフロードの競技用車両市場で着実に存在感を増していると云う。
ヤマハ発動機は、今回の出資を通じて、電動二輪車市場での両社のプレゼンス向上と電動二輪競技用車両の可能性の探索を目指し、戦略的パートナーとして両社の知見・能力を持ち寄り、技術開発に於ける協業を模索していきたいとしている。
<エレクトリックモーションの概要>
– 会社名:Electric Motion SAS
– 代表者:Philippe Aresten(CEO)
– 本社所在地:ZAC de Cantaussel, 86 impasse de la Pépinière, 34670 Saint Brès, France
– 設立:2009年
– 事業内容:電動トライアルバイク・電動オフロードバイクの開発・製造・販売。
エレクトリックモーションの電動トライアルバイク「Epure FACTOR-e」。
グループ環境計画2050に於いて、2050年までに事業活動を含むサプライチェーン全体のカーボンニュートラル(*)を目指すヤマハ発動機は、持続可能な社会の実現に向けて、今後もサステナビリティに寄与する技術・製品の研究・開発を推進していくとしている。
*事業所や工場、エネルギー購入を含む企業活動に於ける排出(スコープ1.2.)以外での、製品使用や原材料調達を含むその他の排出。