ヤマハ発動機は、ワークライフバランスを推進する施策の一環として、来年1月に「Withコロナの勤務特別対応としての在宅勤務制度(①)」、「傷病・介護・子の看護・不妊治療を目的とし、時間単位でも取得可能な有給の特別休暇“ライフサポート休暇”制度(②)」、「治療と仕事の両立支援のための短時間勤務制度(③)」の3つの人事制度を新たに導入する。
[新人事制度について]
全体のコンセプト
ヤマハ発動機は「世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する」ことを企業目的として掲げていることから、その達成のため、「私らしく働く、ヤマハらしく働く」というコンセプトの下、社員一人一人が最適な働き方を自ら選択し、生き生きと情熱を持って挑戦し続けられるよう、今回の新たな人事制度を導入する。
これにより、これまでの休職制度に代表される「安心」を提供するサポートに加え、より積極的に働きながらライフイベントに対応できる環境を整備する。
①Withコロナの勤務特別対応としての在宅勤務制度
ニューノーマル(新常態)での働き方に向けて、働き方の多様化を推進すると同時に、社員一人ひとりが自律的に最大限のパフォーマンスを発揮するため、暫定的に実施してきた在宅勤務を見直し、新しい働き方として制度化する。
・コロナ禍における在宅勤務に掛かる通信・光熱費の負担分として在宅勤務手当を支給。
・リモートワークが難しいとされている開発業務について、IT環境の整備を推進。
②ライフサポート休暇(時間単位でも取得可能な有給の特別休暇)制度の新設
短時間かつ長期的な病気の治療、介護、休職等からの段階的な復職など多様な働き方のニーズに対応するため、時間単位で取得できるライフサポート休暇を新設し、社員が働き続ける・挑戦し続けることをサポートする。
・傷病、家族の介護、子の看病、不妊治療について、1日、半日、時間単位で取得可能。
・ライフサポート休暇の付与日数は年3日とし、取得については年6日を限度。
③治療と仕事の両立支援のための傷病短時間勤務制度の新設
病気を抱えながらも働く意欲、能力のある社員が治療を行いながら働き続けることをサポートするために傷病短時間勤務制度を新設し、治療と仕事の両立や柔軟な働き方を選択できる環境を実現する。
・がん、脳血管疾患、メンタル疾患等を起因とする傷病休職からの復職者を対象とした短時間勤務制度(6時間または7時間)を新設。