ヤマハ発動機は9月17日、表面実装機や産業用ロボットの開発・製造・販売を行っている浜松ロボティクス事業所の増改築工事(昨年1月に着工)が完了したことと、1984年に「IM事業部」として始動したロボティクス事業の40周年を祝って、セレモニーを実施したことを発表した。このセレモニーには、取引先など総勢約200名が参加し、関係者らによるテープカットも行われたと云う。
浜松ロボティクス事業所は、今回の増改築により、建屋の延床面積が約1.6倍に、また生産面積が1.8倍に拡充され、表面実装機の生産能力が約2倍に増強された。また、増築エリアへの太陽光パネルの追加設置や、食堂施設も含めた建物内のオール電化、2022年からのCO₂フリー電力の導入等により、同社初の「カーボンニュートラル達成工場」となった。
同社では、今回の増強を中期経営計画(2022年~2024年)に於ける成長事業への戦略的投資の一環として実施。今後も、ロボティクス事業の強みである顧客現場に寄り添う技術・営業・サービスの体制をさらに強化し、伸長する市場で事業規模と領域を拡大し、収益力強化を図るとしている。
※タイトル画像:増改築後の「浜松ロボティクス事業所」外観(右側が増改築部分)。