ヤマハ発動機は11月1日、連結子会社で、主にゴルフカーやランドカー(以下、LLV)などの開発・製造・販売を行っているヤマハモーターパワープロダクツ (静岡県掛川市/以下、YMPC)について、自社を存続会社とする合併の検討を開始したことを発表した。合併完了時期は2027年1月を目指していると云う。
また、これに先立ち、YMPCのLLVに関する開発、事業企画、商品企画、営業、サービス等の事業機能を、来年1月1日付で自社に移管。両社の知財、先行開発、EV開発の知見やリソースを集約することで、LLV事業の開発スピード・品質向上、新たな価値提供を加速し、LLV事業のさらなる成長を目指す。
なお、この事業機能移管に伴う、事業所、または製造拠点の廃止および人員整理の予定はないとのこと。
<YMPCの概要>
– 社名:ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社
– 創立:1944年11月
– 本社所在地:静岡県掛川市逆川200-1
– 代表者:代表取締役社長 池谷 智及(いけや ともちか)
– 資本金:2億7,536万円
– 出資者:ヤマハ発動機株式会社 100%
– 事業内容:
ゴルフカー・ランドカー、パワープロダクツ製品(発電機・汎用エンジン・除雪機・レーシングカート用エンジン等)の開発・製造・販売。産業用無人ヘリコプターなどヤマハブランド製品の製造。
– 従業員数:446名(2024年10月現在)
ヤマハ発動機は、今年は現中期経営計画の最終年度となり、来年から新たな中期経営計画のフェーズに入るに当たって、YMPCの合併を含め、次期(2025年)中期経営計画策定の枠組みの中で、戦略的な経営資源のマネジメントを行い、体制強化を図るとしている。