ヤマハ発動機は11月7日、同日開催の取締役会で、株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更について決議。また、これに伴い、株主優待制度を変更(拡充)すると発表した。
1.株式分割の目的
株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図る。
2.株式分割の概要
(1)分割の方法
2023年12月31日(日曜日)(実質的には2023年12月29日(金曜日))を基準日として、同日の最終の株主名簿に記録された株主の所有する当社普通株式1株につき、3株の割合をもって分割する。
(2)分割により増加する株式数
– 株式分割前の発行済株式総数:350,217,467株
– 今回の分割により増加する株式数:700,434,934株
– 株式分割後の発行済株式総数:1,050,652,401株
– 株式分割後の発行可能株式総数:2,700,000,000株
(3)分割の日程
– 基準日公告日:2023年12月15日(金曜日)
– 基準日:2023年12月31日(日曜日)
– 効力発生日:2024年1月1日(月曜日)
(4)その他
・今回の株式分割に際して、資本金の額の変更はない。
・今回の株式分割は、2024年1月1日(月曜日)を効力発生日としていることから、本年(2023年)12月31日(日曜日)を基準日とする2023年12月期の期末配当金については、株式分割前の株式数を基準に実施する。
3.定款の一部変更
(1)変更の理由
今回の株式分割に伴い、会社法第184条第2項の規定に基づき、2024年1月1日(月曜日)を効力発生日として、定款の一部を変更する。
(2)変更の内容 ※太字=変更
<現行定款>
(発行可能株式総数)第6条 当会社の発行可能株式総数は9億株とする。
<変更後>
(発行可能株式総数)第6条 当会社の発行可能株式総数は27億株とする。
(3)変更の日程
– 取締役会決議日 2023年11月7日(火曜日)
– 効力発生日 2024年 1月1日(月曜日)
4.株主優待制度の変更
(1)変更の理由
ヤマハ発動機では、毎年12月31日現在の株主名簿に記録された100株以上保有の株主に対し、その保有株式数および保有年数に応じてポイントを進呈。株主が、ポイント数に応じて複数の選択肢の中から優待品を選択できる制度を導入している。また毎年6月30日現在の株主名簿に記録された1,000株以上保有の株主に対し、自社カレンダーを進呈しているが、今回の株式分割に伴い、株主優待制度を拡充する。
(2)変更の内容
① 期末(基準日12月31日)
<現行> ※P=ポイント
・100~500株未満:保有3年未満1,000P/保有3年以上2,000P
・500~1,000株未満:保有3年未満2,000P/保有3年以上3,000P
・1,000株以上:保有3年未満3,000P/保有3年以上4,000P
<変更後>
・100~300株未満:保有3年未満1,000P/保有3年以上2,000P
・300~1,000株未満:保有3年未満2,000P/保有3年以上3,000P
・1,000~3,000株未満:保有3年未満3,000P/保有3年以上4,000P
・3,000株以上:保有3年未満4,000P/保有3年以上5,000P
② 中間(基準日6月30日)
<現行>
・1,000株以上
<変更後>
・3,000株以上
(3) 変更の時期
2024年6月30日現在の株主名簿に記録された株主から変更後の基準に基づき実施する。なお、2023年12月31日現在の株主名簿に記録された株主には、現行の基準に基づき実施する。