和歌山県・和歌山市、日産自動車、和歌山日産自動車、日産プリンス和歌山販売の4者は7月18日、地域の脱炭素化促進に向けて電気自動車(EV)を活用していく、「脱炭素化及び強靱化に関する連携協定」を締結した。
和歌山市は、2030年に2013年度比で温室効果ガス排出の50%以上削減を掲げ、2050年のゼロカーボンシティを目指しており、脱炭素では住宅や事業所向けの太陽光発電・蓄電池等の普及促進、省エネルギー性能の高い設備・機器の導入促進、EV充電設備の設置などに積極的に取り組んでいる。また脱炭素化の更なる推進、強靭化(災害対策)を図るため、EVの普及に関する施策も検討している。
対して日産自動車は、これまで培ってきたEVに関するノウハウやネットワークを活かし、エネルギーマネジメント、サーキュラーエコノミー、サステナブルツーリズム、地域交通、次世代教育を通じ、脱炭素化、強靭化(災害対策)で社会変革を促す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を国内の販売会社と推進している。
またEVの普及によるゼロ・エミッション社会構築を目指し、SDGsの達成や地域社会の発展に貢献するべく全国の自治体・企業と連携する。そんな両者は、各々の取り組みに賛同。連携協定を締結する運びとなった。
連携項目と取り組み内容は以下の通り
連携項目と取り組み例
(1).EVの普及促進・利活用
・公用車の電動化促進に向けた計画的整備
・市内のEV普及に向けた諸施策の実施(EV補助金や充電スタンド設置促進など)
・市民の環境意識向上の為の啓発活動や、市主催のイベントでのEV展示、電力供給
・EV普及及び給電業務に関する情報の相互連携
(2).EVを活用した防災・災害対策
・災害を起因とする停電の際、市が指定する避難所等での電力源としてEVの無償貸与
・販売会社に設置している充電器の使用許諾
(3).その他、協議し必要と定める事項