新しいフロントデザインとライトグラフィックスを採用した新型「Golf」
フォルクスワーゲン「Golf」は今年誕生50周年を迎えた。これを踏まえ同社では、ベストセラーモデル新型Golfの強化バージョンを発売すると(1月25日)発表した。
新型Golfは、次世代のインフォテインメント システム、直観的な操作コンセプト、シャープなフロントおよびリヤエンドのデザイン、効率的な駆動システムを特徴としている。
新しいラインナップには、電動モードの航続距離が約100kmに延長されたプラグインハイブリッド ドライブが含まれ、Golfでは初めて、フロントにイルミネーション付きのフォルクスワーゲン ロゴ2が装着される。
ちなみに初代「Golf」の生産は、1974年3月末にウォルフスブルグのフォルクスワーゲン工場で始まった。正式な販売は5月に開始。それ以前は、リヤエンジンと後輪駆動を組み合わせた「Beetle(ビートル)」が、数十年に亘ってフォルクスワーゲン ブランドを形成してきた。
1970年代初頭、「Passat(パサート)」、「Scirocco(シロッコ)」、「Polo(ポロ)」と同様、初代「Golf」はフロントエンジンと前輪駆動という新しい時代の始まりを告げるモデルでもあった。
現代的で安全な駆動システムのコンセプト、テールゲートと可倒式リヤシートによる優れた利便性、そして説得力のあるデザインにより、1976年10月までに既に100万台の「Golf」が工場からラインオフした。
その後の7世代にわたり、「Golf」は多くのユーザーに親しまれるモデルとなった。以降は時代に合わせるように酸化触媒や効率的な駆動システムなどの技術が搭載され、更にアンチロック ブレーキシステム、エアバッグ、同セグメント初の4輪駆動システムなどの安全機能も提供された。
そんな50年に亘る歴史の背景には、歴代デザイナーが初代「Golf」のDNAを後継モデルに受け継ぎ、それによってオリジナル「Golf」のデザインを継続的に進化させてきたことが「Golf」が成功している理由のひとつでもある。結果、現在までに8世代・3,700万台以上のゴルフが販売されてきた。
そんな「Golf」生誕50周年にあたっての同社からのコメントは以下の通り
フォルクスワーゲン乗用車最高経営責任者(CEO) トーマス シェーファー氏: 「“Golf”は半世紀にわたりフォルクスワーゲン ブランドの中核モデルとしての役割を果たし続け、最高レベルのテクノロジーを搭載して、すべての人々に手頃な価格のモビリティを提供してきました。新しい“Golf”がこれこそを土台にして、新たな進化の段階において、さらに高い効率、さらに優れた快適性と品質、 そして新しい操作コンセプトを採用 しています。最新の“Golf”は、常に最高の“Golf”でもあります。」
フォルクスワーゲン ブランド セールス、マーケティング、アフターセルス担当取締役 イメルダ ラベー氏: 「私たちは“Golf”とともに、唯一無二のサクセスストーリーを築き上げました。“Golf”は、他のモデルとは異なり、フォルクスワーゲン ブランドを象徴する存在となっています。そして、あらゆる世代に向けたクルマです。これは50年間も続いています。新型“Golf”の継続的な技術開発により、私たちは、このサクセスストーリーに新たな章を書き加えようとしています。」