AI道路損傷検知サービス「RoadManager」を展開するアーバンエックステクノロジーズ(アーバンエックス)は9月19日、サービスの通信機能としてミークのMEEQ SIMを採用した。
このAI道路損傷検知サービス「RoadManager」とは、道路損傷検知アプリをインストールしたスマホを車に設置して走らせるだけで、個人の判断基準によらず画像から損傷を自動検知できるというもの。
今回、「RoadManager」が導入したSIM(MEEQ SIM)は、「上り特化プラン」のもの。上り特化プランを採用したことで、上りの通信容量を大幅に増やしながら、月々の通信コストを半分程度に抑えることができたという。新たなSIMを採用した理由は、「RoadManager」の通信が画像のアップロードがメインとなるため、上り方向の通信が圧倒的に多いため。
そもそも道路や橋、トンネルなどの交通インフラは、定期的に検査を行い、損傷を修復し続ける必要がある。しかし現在、日本のインフラは老朽化が進んでいるにも関わらず、地方自治体・道路管理企業に於ける人員不足などの課題により、検査や修復のペースは不十分な状況にある。
これに対してアーバンエックステクノロジーズのAI道路損傷検知サービス「RoadManager」は、専用アプリをインストールしたスマートフォンを自動車に取り付けて撮影をするだけで、舗装面にできた穴(ポットホール)や、亀甲状ひび割れ、白線のかすれ、横断歩道のかすれなど、事故につながる舗装道路の損傷を自動検知できる。
AIが検知した損傷箇所の画像はその場でクラウドへアップロードされ、Webダッシュボードで管理することができる。移動のついでに調査が行えるようになり、専門職員でなくても統一された判断基準での点検を可能にする。検知した損傷は、先のWeb上のダッシュボード画面で検索でき、作業指示書を出力することができる仕組みだ。
これまでも「RoadManager」は、スマートフォンに入れたアプリの更新用データをモバイル通信でダウンロードしていた。しかし下り高速通信が2GBに制限されていた従来型プランを改善。
7GBまで高速通信できるプランにカスタマイズした。併せてコンソール画面で、チームをグループ化し通信状況を管理できるようにした。これにより残量アラート機能を追加。通信速度制限によるアップロードの不具合を未然に防止する措置も追加した。
会社名:株式会社アーバンエックステクノロジーズ
英語表記:UrbanX Technologies, Inc.
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋二丁目5番1号TCMビルディング2階
代表者:代表取締役 前田紘弥
成立:2020年4月7日
URL:https://urbanx-tech.com/
会社名:ミーク株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル 8階
代表者:代表取締役 執行役員社長 峯村竜太
設立:2019年3月
URL:https://www.meeq.com/