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2024年9月20日【事業資源】

アーバンエックス、AI道路損傷検知にミークSIMを採用

坂上 賢治

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AI道路損傷検知サービス「RoadManager」を展開するアーバンエックステクノロジーズ(アーバンエックス)は9月19日、サービスの通信機能としてミークのMEEQ SIMを採用した。

 

このAI道路損傷検知サービス「RoadManager」とは、道路損傷検知アプリをインストールしたスマホを車に設置して走らせるだけで、個人の判断基準によらず画像から損傷を自動検知できるというもの。

 

 

 

今回、「RoadManager」が導入したSIM(MEEQ SIM)は、「上り特化プラン」のもの。上り特化プランを採用したことで、上りの通信容量を大幅に増やしながら、月々の通信コストを半分程度に抑えることができたという。新たなSIMを採用した理由は、「RoadManager」の通信が画像のアップロードがメインとなるため、上り方向の通信が圧倒的に多いため。

 

そもそも道路や橋、トンネルなどの交通インフラは、定期的に検査を行い、損傷を修復し続ける必要がある。しかし現在、日本のインフラは老朽化が進んでいるにも関わらず、地方自治体・道路管理企業に於ける人員不足などの課題により、検査や修復のペースは不十分な状況にある。

 

これに対してアーバンエックステクノロジーズのAI道路損傷検知サービス「RoadManager」は、専用アプリをインストールしたスマートフォンを自動車に取り付けて撮影をするだけで、舗装面にできた穴(ポットホール)や、亀甲状ひび割れ、白線のかすれ、横断歩道のかすれなど、事故につながる舗装道路の損傷を自動検知できる。

 

AIが検知した損傷箇所の画像はその場でクラウドへアップロードされ、Webダッシュボードで管理することができる。移動のついでに調査が行えるようになり、専門職員でなくても統一された判断基準での点検を可能にする。検知した損傷は、先のWeb上のダッシュボード画面で検索でき、作業指示書を出力することができる仕組みだ。

 

これまでも「RoadManager」は、スマートフォンに入れたアプリの更新用データをモバイル通信でダウンロードしていた。しかし下り高速通信が2GBに制限されていた従来型プランを改善。

 

7GBまで高速通信できるプランにカスタマイズした。併せてコンソール画面で、チームをグループ化し通信状況を管理できるようにした。これにより残量アラート機能を追加。通信速度制限によるアップロードの不具合を未然に防止する措置も追加した。

 

 

会社名:株式会社アーバンエックステクノロジーズ
英語表記:UrbanX Technologies, Inc.
所在地:〒104-0031 東京都中央区京橋二丁目5番1号TCMビルディング2階
代表者:代表取締役 前田紘弥
成立:2020年4月7日
URL:https://urbanx-tech.com/

 

会社名:ミーク株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル 8階
代表者:代表取締役 執行役員社長 峯村竜太
設立:2019年3月
URL:https://www.meeq.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。