自動運転EVの開発・販売を目指すTuring(チューリング)は8月31日、CEO山本一成氏とCOO田中大介氏の2名、そしてエンジェル投資家5名より合計5.2億円の資金調達を実施した。今資金調達により、シードラウンドで調達した10億円と合わせて、チューリングの累計調達額は15.2億円となった。
チューリングは、〝We Overtake Tesla〟をミッションに、完全⾃動運転EVの量産を⽬指すスタートアップ。CEOは世界で初めて名人を倒した将棋AI〝Ponanza〟の開発者である⼭本⼀成氏と、カーネギーメロン⼤学で自動運転を研究しPh.D.を取得した⻘⽊俊介氏によって2021年に共同創業された。現在はAI深層学習技術を駆使した完全自動運転の実現を目指している。
山本一成CEO
なお、このプレシリーズAラウンドについてチューリングでは、「様々な領域での豊富な経営並びに事業経験を持つ5名のエンジェル投資家と、山本一成CEO、田中大介COOの計7名から、J-KISS型新株予約権で5.2億円の資金調達を行った。
田中大介COO
今回参加したエンジェル投資家からは、チューリングの中長期的な応援団として各種経営アドバイスや製品に関するフィードバック等を得ている。
また経営陣自らも当該ラウンドに参加することによって、さらに強くチューリングの経営にコミットしてかく。なお調達した資金は2025年に100台の販売を予定している自社生産EVの開発費用に充当する」と話している。
社名:Turing株式会社(読み:チューリング、英語表記:Turing Inc.)
代表者:代表取締役 ⼭本⼀成
設⽴:2021年8⽉
資本⾦:3,000万円(2022年9⽉末現在)
事業:完全自動運転EVの開発・製造
本社:千葉県柏市若柴226番地44中央141街区1