トヨタ紡織 は１０月３日、今月1日付でトヨタ車体 からトヨタ車体精工の株式を取得、その保有比率を現状の33.6%から66.4％に引き上げて子会社化し、社名を「トヨタ紡織精工 」に変更したと発表した。

また2日、オープニングセレモニーを実施し、トヨタ紡織精工としての事業活動をスタートした（タイトル写真は、左から、トヨタ紡織の白柳社長、トヨタ紡織精工の深本社長、トヨタ車体の松尾社長）。

トヨタ紡織とトヨタ車体、トヨタ車体精工の3社は昨年12月27日、トヨタ車体の子会社であるトヨタ車体精工の株式の一部をトヨタ紡織へ譲渡し、トヨタ車体精工をトヨタ紡織の子会社とする契約を締結したことを発表していた。今後は、完全子会社化に向け、2026年中を目途に残りの株式を取得する予定だと云う。

あいさつするトヨタ紡織精工の深本社長。

トヨタ紡織精工は、保有するリアシートフレーム、ロングスライドレールなどのシート骨格機構部品の製造で培ったモノづくりのノウハウを活かし、トヨタ紡織グループの更なる競争力強化を図るとしている。

＜トヨタ紡織精工の概要＞
– 会社名：トヨタ紡織精工株式会社
– 所在地：愛知県高浜市新田町1丁目1番地
– 設立年月：1992年7月
– 代表者：深本 昌宏
– 資本金：8.69億円
– 出資比率：トヨタ紡織 66.4％、トヨタ車体 33.6％
– 生産品目：リアシートフレーム、ロングスライドレールなど。
– 従業員：1,530名（2023年8月末現在）