豊田合成は11月29日、自動車市場として成長を続ける中国に於いて、主力のセーフティシステム製品の生産体制を強化するため、グループ会社である“豊田合成(佛山)汽車部品”(以下、佛山TGP)の分工場を広東省に新設。その開所式を28日に開催したと発表した。
新工場では、製品の組み付け・搬送などの自働化や設備の電動化など、同社の最新の生産技術を導入し、効率的で環境に配慮したモノづくりを追求。「スマート工場」として、中国での自動車生産の拡大や安全規制強化により見込まれる、エアバッグなどの需要拡大に対応していくと云う。
[佛山TGPの概要]
– 社名:豊田合成(佛山)汽車部品有限公司
– 設立:2004年10月
– 資本金:7,052万米ドル
– 所在地:広東省 佛山市順徳区 大良街道順番公路五沙段3号
– 従業員数:690名(2023年10月末)
<新工場の概要>
– 所在地:広東省 佛山市順徳区
– 面積:(土地)約54,000㎡/(建屋)約43,000㎡
– 生産品目:
セーフティシステム製品(エアバッグ、ハンドル、ポップアップフードアクチュエータ)
– 生産開始:2023年8月
– 従業員数:約280名(稼働開始時)
– 主な設備:
・生産設備:ハンドル一貫生産工程など(成型機、協働ロボットなど)。
・付帯設備:自動搬送機(AGV)。
・環境設備:太陽光発電パネル。