豊田合成は7月6日、中国・華中に於ける内外装部品の供給基盤を強化するため、中国地域の統括会社である「豊田合成(中国)(以下、TG中国)」を通じて、「武漢彬宇汽車零部件(以下、武漢一彬社)」に出資すると発表した。
武漢一彬社は、中国の主要な自動車生産地域(華北、華南、華中)で内外装部品を供給する一彬グループ(以下、寧波一彬社/※1)の1社で、華中の東風本田汽車や東風汽車にコックピット周辺部品などを提供。豊田合成グループは、樹脂部品のグローバルサプライヤーとして培ってきた設計・生産の技術や知見と、寧波一彬社が中国に於いてカーメーカーと長年のビジネスで築いてきた取引実績・販路を融合し、販売拡大を目指していくとしている。
※1:寧波一彬電子科技。
豊田合成の内外装部品の中国生産拠点。
[出資先(武漢一彬社)の概要]
– 社名:武漢彬宇汽車零部件有限公司
(今後:一彬豊田合成(武漢)汽車零部件有限公司)
– 所在地:湖北省 武漢市
– 設立:2013年6月
– 資本金:2,000万元
– 株主:
[現在] 寧波一彬社 100%
[今後] 寧波一彬社 66%/豊田合成(中国)投資有限公司 34%(※2)
– 生産品目:内外装部品(コンソール、レジスタ 等)
– 面積:土地 約27,000㎡/建屋 約32,000㎡
– 従業員数:174名(2022年5月末)
※2:TG中国が寧波一彬社から株式の34%を約3.5億円で購入(1元=17.5円で計算)。
<寧波一彬社>
– 社名:寧波一彬電子科技股份有限公司
– 所在地:浙江省 寧波市
– 設立:2006年8月
– 資本金:9,280万元
– 株主:王建華等
– 生産品目:内外装部品
– 従業員数:2,203名(2022年5月末)