EVM-J社が開発・販売する商用EV
豊田合成は12月20日、トラック・バスなどの電気自動車(商用EV)の開発・販売を手掛けるスタートアップ、EVモーターズ・ジャパン(EVM-J)に資本参加した。
EVM-J社が開発する商用EVは、独自開発した高効率なモーター制御システムにより、加減速時などの電力ロス抑制や航続距離の延長、バッテリーの負荷低減・長寿命化を実現している。
また北九州市内に体験型EV複合施設「ゼロエミッション e-PARK」を併設した、国内初となる商用EV専用の量産組立工場を建設中で、国内での生産体制の構築を進めている。
対して豊田合成は、CASEの進展により自動車産業の構造が変わる中、新たなビジネス領域の開拓や業務改革を通じて、持続的な事業成長を目指している。そこで、その一環としてEVM-J社との人的交流などにより、商用EVの開発から製造までの一連のプロセスを実地で学び、新たなモビリティへの知見を広めることを目的に資本参加したという。
なお資本参加時期は2024年11月。同件は自社コーポレートベンチャーキャピタルの専門組織(ベンチャー投資企画室)を通じた投資となる。
EVM-J社の概要
社 名: 株式会社EVモーターズ・ジャパン
所在地: 福岡県北九州市若松区白山1-18-7
代表者: 代表取締役社長 佐藤 裕之
設 立: 2019年4月
資本金: 67億7,270万円(2024年11月29日時点)