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2023年3月6日【企業・経営】

東京五輪代表の池江璃花子選手、横浜ゴムと契約

坂上 賢治

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競泳女子で東京五輪代表の池江璃花子選手が3月6日、東京都内に報道陣を募って記者会見を行い、来たる4月1日からの所属先として横浜ゴムとパートナーシップ契約を結ぶ事を発表した。

 

これまでスポーツクラブのルネサンスの所属選手として活躍して来た池江選手だが今月、日本大学大を卒業。これを機に横浜ゴムの一員( 経営企画部・広報室 )となり、社会人選手として社業にも関わりつつ来年のパリ五輪を目指す。

 

これにより第一区分登録団体及び所属企業は横浜ゴムとなる。ルネサンスは第二区分登録団体として引き続き水泳指導を担うため、今後は、国内の主要大会に於ける登録団体表記で、ルネサンスは横浜ゴムと並んで併記される事になる。

 

このパートナーシップ契約を結んだ事についてて横浜ゴムでは、「池江選手は日本が誇る競泳トップ選手のひとりであり、これまでに数々の輝かしい戦績を残しています。また今年3月に大学を卒業し、世界的な大会での勝利に向けて挑戦し続けています。

 

一方、横浜ゴムも〝自らを鍛え、自己ベストに挑戦する〟ことを行動指針に掲げ、グローバルプレイヤーとしてさらなる成長に挑み続けています。

 

今回、横浜ゴムは新たな夢に向かって挑戦し続ける池江選手の姿に深く共感し、サポートすることを決定しました。今後、池江選手は横浜ゴムの所属選手として様々な大会に出場する予定です。

 

当社は池江選手の夢の実現と、グローバルな舞台での挑戦を支えていきます。またアスリートとしてのサポートにとどまらず、社会人として新たな世界を歩み始める池江選手を支援し、当社の様々な活動に参加いただく機会を提供します」と述べている。

 

対して池江選手は、「元々、自分も世界のトップにいましたが、病気をしてしまいました。それでもまたいつか、長い時間を掛けてでも世界の舞台でトップとして戦いたいという気持ちを今も持ち続けています。

 

そうした折り、横浜ゴムの社員の方々にお会いした際に、世界を相手に自分たちが奮闘してトップに行きたいという気持ちがあると伺い、その想いに強く共感しました。グローバルな企業というところも惹かれたポイントです。

 

何年もかけてじっくりトップを目指して上がって行こうとしている企業の一員となり、私も一緒に上を目指し、水泳選手としても、社会人としても成長して行けるように頑張りたいと思います」と話している。

 

池江 璃花子選手は2000年7月4日生まれ( 22歳 ) 東京都出身。2014年JOC春季大会( 13~14歳区分 )で50mおよび100m自由形で短水路中学記録を更新し優勝した上に50mバタフライでも優勝。

 

2016年の第92回日本選手権、100mバタフライで派遣標準記録を切り優勝してリオデジャネイロオリンピック代表権を獲得。若干16歳で挑んだリオ五輪では7種目に出場し100mバタフライで5位入賞。

 

翌2017年の第93回日本選手権で女子史上初となる5冠を達成。更に2018年第94回日本選手権で4種目に出場して計6個の日本新記録を出す。同じく第18回アジア大会で史上初となる6冠を達成し、大会最優秀選手( MVP )に選出された。

 

しかし2019年2月に急性リンパ性白血病である事が判明。約10カ月入院後の同年12月に退院。翌年には、逆境を跳ね返して奇跡的に復活し実戦復帰。2021年の第97回日本選手権水泳競技大会50m・100mのバタフライと自由形計4種目で4冠を達成。

 

五輪二度目の出場となった東京大会ではリレー3種目に出場し、女子4×100mメドレーリレーでは決勝進出を果たす。現在、短水路長水路併せて19個の日本記録を保持している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。