サウジビジョン2030の実現を支援し持続可能な成長と技術革新を推進
Terra Drone(テラドローン)は10月31日、アラムコの投資会社Wa’ed Venturesからの支援により2023年に設立した子会社Terra Drone Arabia(テラドローン・アラビア)と共に、アラムコ主催の起業家サミット『TecShift』に日本企業として初参加し、自社の最新のドローン技術やAIソリューションを紹介した。
『TecShift』は、アラムコの起業家支援の中核を担うプラットフォームであり、世界中から、世界中から5,000人以上の専門家や企業リーダーなどが参加した。サウジアラビアを世界の技術革新の拠点として位置づけるというビジョンのもと、参加者たちはサウジアラビアにおける未来のテクノロジー、起業、持続可能な成長に関するビジョンを共有した。
テラドローンおよびテラドローン・アラビアは、当該イベントでドローン技術や地理情報サービスを活用したソリューションを紹介し、製造業やインフラ分野での効率性と安全性の向上に寄与することを示した。
なおTerra Drone Arabia(テラドローン・アラビア)は、中東・アフリカ地域にドローンおよび空間情報サービスのリーディングプロバイダーを目指し、最先端の技術を活用して土地測量や水深測量、データ処理など多岐にわたるサービスを提供。企業の成長を支援してきた。
テラドローン取締役の神取弘太氏は、パネルディスカッションに登壇し、「ドローンとAI技術は、製造プロセスの効率化と安全性向上において重要な役割を果たしています。私たちの取り組みを通じて、サウジアラビアのニーズに合わせた革新的なソリューションを提供し、技術エコシステムの発展に貢献しています」と語り、地域社会への貢献とローカライズの進展、アラムコなどの主要パートナーとの連携の重要性も強調した。
同社によると、これらの取り組みは、サウジビジョン2030が掲げる経済多様化や製造業の成長を支える目標に沿っているものだという。テラドローンとテラドローン・アラビアは、ドローンおよびAI分野での技術革新をリードし、持続可能な知識経済の実現に向けて、今後もサウジアラビアにおける変革を支援していくと結んでいる。