スズキのインド子会社、Suzuki R&D Center India Private Limited(SRDI)は12月24日、International Automobile Centre of Excellence(iACE/国際自動車センター)と「Project VmeM(Versatile micro e-Mobility)」の覚書を締結した。このプロジェクトは、スズキの電動モビリティベースユニットを活用し、インドの社会課題を解決することを目指すもの。
この覚書締結式は、グジャラート州のブペンドラ・パテル首相と静岡県の鈴木康友知事、アーメダバード市のプラティバベン・ラケシュクマール・ジャイン市長、浜松市の中野祐介市長、そしてスズキの鈴木俊宏社長が出席のもと、iACE会長兼グジャラート州産業コミッショナーのサンディプ・J・サガレー氏とSRDIのマユール・シャア執行役員により行われた。
iACEは、グジャラート州を拠点に学生や産業関係者の訓練と技能開発を推進する教育・イノベーション機関。「Project VmeM」では、スズキが培った車両製造技術を生かした電動モビリティベースユニットをベースに、スタートアップの先端技術を組み合わせ、インドの社会課題解決に資する活用方法の開拓と、持続可能な事業創出を目指す。
スズキでは、「Project VmeMを通じて電動モビリティの新しい可能性を追求すると共に、「生活インフラ企業」として地域社会の発展と持続可能な未来に向けた貢献を続けてまいります」と話している。