スズキと磐田市は3月10日、磐田市のカーボンニュートラル実現を目指し、「公共施設を活用したスズキ開発ソーラー街灯利用に関する連携協定」を締結したことを明らかにした。
当該連携協定に従い、スズキと磐田市は、磐田市の公共施設であるアミューズ豊田に使用済み車載電池をリユース活用したソーラー街灯を設置し、3月9日にスズキの橋本 隆彦常務、静岡県磐田市の草地 博昭市長ご出席のもと披露式を行った。
連携協定に基づき、スズキと磐田市は、ソーラー街灯によるCO2削減効果およびソーラー街灯の有用性の検証、市民へのカーボンニュートラルの啓発を行い、磐田市のカーボンニュートラルの実現を目指す。
なおソーラー街灯は、廃車から回収した小型リチウムイオン電池（マイルドハイブリッド車搭載）を活用している。スズキは、2021年に廃バッテリーをソーラー街灯用電源としてリユースする技術を開発して以降、スズキ本社、マリン技術センター、横浜研究所、湖西工場にソーラー街灯の設置を順次拡大してきたが、スズキ以外の施設への設置は今回が初となった。
スズキは、今後増加が見込まれている使用済み車載電池の活用を通じて、再生可能エネルギーの利用を促進し、地域と連携してカーボンニュートラル社会の実現に向けた取組を進めていく構えだ。